北アルプス 立山遠征

2021年9月シルバーウィーク
今年の遠征先は、「立山連峰」周回をメインとした3泊4日の旅です。前年の「白山」アタックの際、台風で入れなかった「白山ホワイトロード」を皮切りに、「立山三山」「唐松岳」と最終日は「高原湿原探索」を計画しました。

(1日目)
ほぼ移動 及び 白山ホワイトロードを巡り、その途中にある三方岩岳1736mが本日のメイン。白山ホワイトロードは、HPなどの案内を見る限り、なかなかの賑わいを予想しつつ石川県側から、いざ突入!

・・・おやっ? 人も車も少ないし、かなりの寂れた感が漂っておる。入り口すぐの中宮レストハウスはかなり前に営業停止した模様で半分廃墟だ(間違ってたらすみませんm(__)m)・・・まぁ、その代わりに数々の滝をゆっくり見れまして、特に姥ヶ滝(うばがたき)は雄大かつ荘厳! コロナ渦でなければ、姥ヶ滝目の前に無料の足湯や露天風呂まであるようです。ここでもすれ違ったのは数名だけで、密とは無縁でした。その後もふくべの大滝などを経由しつつ、三方岩駐車場へ。

本日メインである三方岩岳ですが、駐車場自体が1450mにあるので、登りも1時間弱で到着できます。頂上は360度の視界が広がり、名峰白山も良く見えます。ここで本日の昼食「どん兵衛てんぷらそば」。少し風が強く寒かったので、端っこの方で丸まり、白山を眺めながら頂きました。しかし・・・やはり旨し!

その後、ゆっくりとホワイトロード終盤を楽しみ、白川郷展望台から集落を眺めたりして、本日のお宿、立山駅近くの千寿荘に向かいます。明日はハードなので、早く温泉に入って、夕食で英気を養うことにします。しかし、温泉宿って、勿論温泉入りたい放題、ご飯激ウマでお腹いっぱい、お酒も持ち込めるし、周辺散策もできるって、マジ最高ですよね!

姥ヶ滝への道
これが現れます
姥ヶ滝下から
姥ヶ滝上から
スケール感が凄い
ふくべ大滝
うーむむむ(姥ヶ滝の方が・・・)
雲が掛かってますが白山です
どん兵衛はテッパン
めっちゃ美味かった
米も最高!

(2日目)
宿のすぐ目の前が、立山ケーブルカー駅なのですが、始発1時間前から並ぶそうです。予約以外の人は早いもの勝ちなので、僕達も交代で並ぶ事にしました。交代といってもほぼ僕が並ぶことになるのですが笑 本当に始発の1時間以上前から並び始め、目の前に泊まっていた僕達でも10人目位になってます。
始発の時間には100人以上並んでおり、長蛇の列ができていました。ラッキーな事に臨時便が出て、3回目位のケーブルカーに乗り美女平へ。そこから高原バスで1時間弱かけて、かの有名な室堂2450mへ。

この時点で既に絶景!かつ快晴!視界良好! ここから立山連峰を反時計回りに周回します。「雄岳3003m」「立山3015m」「富士ノ折立2999m(何となく惜しい)」「真砂岳2861m」と周り、「ミクリガ池」へ降りてくるコースです。気温は少し肌寒いけど、歩き出すと汗が出てくるほどの陽気で、まー気持ちがいい! 本遠征の最大目的地に到着です!

立山黒部アルペンルート

快晴の室堂
室堂周辺は整備されている
雄大! あの頂きへ行く

室堂からまずは「一の越山荘」を目指すのですが、高度が高いので、最初はゆっくり行きます。一の越山荘へ室堂からヘリコプターがピストンで荷物を上げています。ご苦労様です! 

一の越山荘から稜線歩きになりますが、もう正に絶景!! 何とも形容しにくい大自然と眼下に広がる景色。アップダウンもあるのですが、全く気にならない、むしろもっと続いて欲しい。雄岳、立山、富士ノ折立を過ぎたあたりで、お昼にカップ麺とゆで卵を食べたのですが、絶景のなか、温かいスープが五臓六腑に染み渡ります。

時間的な関係もあり、真砂岳から下山を開始、この下山に通ったカールも紅葉しており、これまた美しい。ミクリガ池や地獄谷を見物して、室堂に戻りました。この位の山々になると、軽く想像を超えてくるので、その景色には毎回息を飲みます。記念撮影などをして、後ろ髪を思いっきり引かれながら、高原バスとケーブルカーで下山。

本日の宿、長野県白馬にある白いテラスへと向かいます。立山駅から白馬までは、アルプス連峰を迂回しないとならないので、かなりの時間を要し、到着した頃には夜になっていました。

ここで嬉しい誤算! 理由はわからないのですが、今晩泊まるのは僕達のみ! お風呂も貸し切りということで、混浴OK!ラッキーです! お風呂は内湯だけなのですが、見るからに温泉感がある茶色?の熱い湯。疲れた身体に浸透します。が、かなり熱くて逃げ場(水風呂や露天)がないので、長湯は無理です。お食事は珍しく洋風、一品ずつコースのように出ているので、ほぼ写真撮り忘れてます。しかし、今日は大満足の1日でした。

空とのコラボが美しい
険しいけど、綺麗
輸送ヘリ
絶景!
凄すぎる!!
まぁこうなるよね
雄岳山頂3003m
天国的な景色
内蔵助氷河
地獄谷(硫黄の匂いが凄い)
ミクリガ池
これしか撮ってない

(3日目)
本日は、白馬にある唐松岳2695mに登ります。宿から登山口のカフェテリア黒菱(1500m)まで、直ぐに付きますが、唐松岳はスキー場用のゴンドラなどが整備されて登山人気も高く、ゴンドラが動き出すと人が溢れるとの事。その前に登り始めようと、5時前後に駐車場に着きました。

丁度、登山開始の時に朝日が顔を出し、日の出が見れるという幸運。そして、昨日のお宿に朝ごはんは食べれないので、お弁当をお願いしたら、何と! むちゃでかいお弁当が手渡され、これがまた美味い!!特に唐揚げが!!おにぎりが!! 白いテラスさん、何から何までありがとうございました! 朝も昼もこのお弁当だけで足りましたわ。登り初めて少ししてから、むっちゃ綺麗な朝日を反射する白馬連峰を眺めながら、朝ごはんとしてお弁当を半分頂き、いざ山頂を目指します。

顔を出してきた
雲海とのコラボが綺麗
白馬連峰の朝焼け
これぞ日の出
見て!このお弁当 まじ美味かったー
さて、行きますか

ゴンドラが動く前なので、周りにいるのはほぼ登山経験者ばかりみたいです。いくつかケルンを通過しながら徐々に高度を上げていきますが、その道中、右手に白馬連峰が綺麗に見えていました。小山を一山越えたら、「八方池山荘」と「八方池」に到着。ここ人気なんでしょうね、水面に映る逆さ白馬連峰が美しい。帰りにはここ辺りはガスッて見えなかったので、これもラッキーでした。

そこからは基本全て絶景続き。眼下には雲海が拡がり、紅葉と青空と連峰とのコントラストが言葉では表現できない感動を与えてくれます。結構登ったと思うのですが、辛さはなく、山頂の直下には立派な唐松岳頂上山荘があるのですが、何故か写真を撮っておらず(泣)。この山小屋で山バッジを買い、店員の若い女性の方々とたわいのない話をしてトイレをお借りし、登頂をしました。

山頂では白いテラスさんでご用意いただいたお弁当の残りと、シーフードワンタンを! このコラボがまた美味いといったら堪りません。立山連峰、五竜岳、剱岳なども見渡せ、最高のお昼ご飯を頂きました。

白馬連峰
白馬連峰の解説
ケルンが沢山ある
ほんとに綺麗
八方池
湖面に映る白馬連峰
雲海の上
森林限界
森林限界を歩く
去年の雪?
雲が流れたら
どーん!
空が近い
最高の山ごはん たまらんよ♡
どこまでも繋がる道

さて下山ですが、珍しくピストンでの下山ではありますが、景色が綺麗で何の苦もなく降りてきました。しかも、本日の宿は、近場のホテル白馬

2名にしてはひろーいお部屋で、部屋からの景観も良く(写真撮り忘れましたm(__)m)、天然温泉も中庭が見える大きな内湯に加え、半露天もあり、疲れが吹き飛びました。ここもいいお宿でした。夕飯はバイキングでしたが、またも撮り忘れましたm(__)m

(4日目)
この日は生憎の雨だったので(というか、最終日だけ雨で運が良い晴れ男!・晴れ女!)、傘をさしても行けるホテルからも近い、親海湿原へ散策に行きました。長い帰路もあるので、数時間だけ散策して帰ろうかと。しっとりした湿原で誰にも会わず、なかなか良い感じでした、小さいけどね。

しかし・・・その後の記憶が二人共ない。多分、高速のPAとか、道の駅とかでお土産物色しながら帰ったと思うのですが、思い出せず、写真もない。人間の記憶って曖昧です・・・(いや、歳かもです・・・) 

しっとりリアルな感じ



以上、2021年立山遠征でした。

スポンサーリンク