関西アルプスと呼ばれるものは、兵庫県にあるものが圧倒的に多いです。兵庫県下には、下記以外のアルプスもまだ存在するのですが、それらは少し遠かったりして、いまだ未踏です。また(その1)と同じく、殆どのアルプスには複数のコースレイアウトがあるので、ここではその中でも、僕達が登ったことのある1コースを簡単にご紹介します。
関西アルプス その1
①金勝アルプス(滋賀県大津市・栗東市)
②湖南アルプス(滋賀県大津市)
③紀泉アルプス(大阪府阪南市)
関西アルプス その2
④須磨アルプス(兵庫県神戸市)
⑤小野アルプス(兵庫県小野市)
⑥加西アルプス(兵庫県加西市)
⑦多紀アルプス(兵庫県丹波篠山市)
⑧播磨アルプス(兵庫県加古川市)
④須磨アルプス
このアルプスは、「馬の背」と呼ばれる場所が非常に有名で、かなりテンションが上がる名勝です。全体としては、結構変わっていて、登山道歩き、公園歩き、住宅街歩き、苦行のコンクリ急階段昇降が組み合わさった複合アルプスとなります。
僕達のコースは、須磨浦公園駐車場→鉢伏山→鉄拐山→高倉山→住宅街→栂尾山→横尾山→馬の背→東山→高尾山→東須磨駅→須磨浦公園駅と、かなりの数の山を一気に周回できるものでした。途中「おらが茶屋」や「スーパー」もあるので(スーパーまであるアルプスはここだけじゃないかな？？？)、飲み物の補給やお手洗いに困る事はありません。所々で瀬戸内海が一望でき、明石海峡大橋がよく見えるポイントもある景観の良いアルプスでもあります。
⑤小野アルプス
このアルプスは完全にピストンコースとなり、そのコース取りが不味かったのか、最後の方は結構キツかった思い出があります。「白雲谷温泉 ゆぴか」に駐車し(もちろん帰りに入浴しました)、ゆぴか→高山展望公園→前山→峠の地蔵→アンテナ山→惣山→紅山→中央林間広場→来た登山道に戻る、というコース。最大の盛り上がりポイントは折返し地点にある紅山です。ここは巨大な一枚岩を約20分かけて登れます。かなり角度があるように見えますが、岩肌がザラついており、良くグリップが効くので、難易度は高くありません。
日本一低いアルプスと呼ばれているようですが、アップダウンが多くあり、なかなかに登りごたえ(膝にキタ)があります。下山後、即温泉に入れるのもいいところです。
小野アルプス
白雲谷温泉 ゆぴか
⑥加西アルプス
コース全体としては少し小さめでマイナーではありますが、笠松山と善防山を八の字周回できるアルプスです。善防グリーンパークに駐車し(トイレ有)、本丸登山口から入れば、直ぐに岩岩しい登山道が現れます。また標高が上がるにつれ展望が良くなり、基本岩尾根歩きで、行く先の道もずっと見えていると、なんとなくアルプス感が高まります。
笠松山と善防山の山頂をふくめ、馬の背など展望の良いポイントが沢山あり休憩場所に困らないのと、八の字の周回の中央には笠松山と善防山を繋ぐ吊橋や、山頂展望台やベンチ、東屋、鎖場などかなり人の手も入っています。時間と体力に合わせて、様々なコース選択もできるアルプスです。
加西アルプスハイキングコース
⑦多紀アルプス(多紀連山)
ここもマイナーで凄く田舎の山ですが、逆に静かな周回登山が楽しめます。多紀連山登山者用無料駐車場があり、そこから時計回りに回るコースが定番です。まず三嶽(御嶽・みたけ)へ登りますが、序盤は木製階段と杉林の苦行、稜線に出てからは歩きやすい登山道が続き、その後軽い岩場登りとなります。
三嶽の頂上はなかなかの景観があり、景色の良いポイントがそこそこあります。反対周りなら、ここがお昼ご飯ポイントですね。
三嶽山頂から一旦、大タワ駐車場(フォレストアドベンチャー・丹波ささやま用)のある道路まで下り、小金ケ嶽(こがねがたけ)へ登り直します。こちらも最初は木製階段と杉林の苦行ですが、中盤より岩登り＋鎖場があり、個人的にはこのアルプスでは一番面白い行程となります。小金ケ嶽山頂も景観が良く、お昼ご飯には最適な場所です。
⑧播磨アルプス
ヤマレコさんやYAMAPさんで相当沢山の記録を見る事ができる、かなり人気の高いアルプスです。その理由は、やはり百間岩登りのアスレチック感から始まり(ここで一気に気分が高揚)、美しく景観の良い尾根歩き、低山とは思えない爽快感が続き、そして後半にある主峰の高御位山には立派な神社があり、見晴らしも最高で、お昼休憩に最適な事などの複合要素でしょうか。
僕達は1回しか行ったことがありませんが、確かにここ面白かった！楽しかった！ ただ一点、鹿島神社から時計回りに周回したのですが、北池登山口に下山後はひたすら道路を歩いて戻らねばならず、夏場だった事もあり、これが辛かった！ 這々の体でマクドに辿り着いて、シェイク飲んだら、まためっさ喉が渇くし！ でも全体的には良かったので、今度は季節の良い時期にもう一回行きたいです。
特集(関西アルプス その1 滋賀・大阪)へ
関西アルプスのすゝめ・・・やまなびOPEN後、実際に訪れた関西アルプス
