~昔出会った規格外の上司~
昔会社の先輩で、中央支局に和●係長という方がいた。性格は豪快、仕事は手抜き、でも部下に慕われておりよく奢りで飲みに連れていってました。マンションを1棟持っており、その最上階が自宅。もちろん家賃収入もあるので、いわゆるお金持ちが体裁上サラリーマンしてる感じです。
その和●係長が、ある日突然出社しなくなり、携帯にも出ない。2日経ち3日経ち、1週間ほど経過した時に、ある職員が同僚に和●係長に100万貸していると相談したところ、相談された方も200万貸していると発覚。この話は次々に膨れ上がり本社まで波及し、中央支局と本社で合計約7000万円を借りていました。
会社としてもこの時点でやっと事態を把握しましたが、本人と連絡が付かないのでどうしようもない。そして1ヶ月ほどしてから和●係長から1本電話が入ります。「すまん。迷惑かけて。金は必ず返すから」「係長、今どこにいるんですか?」「それはいえん。ガチャ!プープー」だったようです。
それから数ヶ月が経過したある朝、紙袋をもった初老の男性が中央支局を訪れます。メモを見ながら、社員の名前を呼び、「はい!借りてた200万ね」と言って、次々に紙袋から現ナマを配っていき、配り終わると、本社にも返しに行くとかで、ママチャリで去っていったそうです。この日、職員から借りてた約7000万は全額返済されました。
この謎は、それから数ヶ月わからなったそうですが、誰かが真相を調べたらしく、和●係長はヤクザ賭博で大負けして、職員からお金を借りていたようです。しかも大負けしたのも数回目で、以前までは大金持ちの親がケツを拭いていたようですが、今回は親にも言えず、かと言って負け分を払わないと命が危ないので数ヶ月潜伏していたという・・・。
それに業を煮やした親がヤクザを呼び出して負け金を精算、その後爺や?が職員からの借金を返済しにきたという事らしいです。ママチャリで7000万・・・。
和●係長は既に解雇になってましたが、あり得ないくらい豪快な話で、当時同僚から聞いて腹抱えて笑いました。
~昔いた駄目な上司~
昔会社の上司で、森●主任という方がいました。仕事はかなりでき、大手の取引先からも信頼されており、営業の話しぶりなども胴に入ってました。なかなかイケメンだったし。
ただ、サボり方も豪快で・・僕が新人半年目くらいの時に、別の営業所なのに何故か昼間から呼び出され、行ってみると真っ昼間なのに僕の同期と屋台で呑んでました。何やら朝パチで勝ったらしく、奢ってやる!と。よー真っ昼間からしてる屋台あったな・・
新人やし、勤務中であり、当時僕はお酒に弱かったので断りましたが、まーまーええやないか! みたいな感じで結局昼から夕方まで屋台で呑む事に。結果、ベロベロになって営業所に戻りました。しかし、よー怒られんかったな・・あんま覚えてないけど。
そんな森●主任ですが、他にも色々あり、地元のだんじり祭りには、勤務中に部下を担ぎ手として強制参加させてたり、社用車じゃなく自家用車で営業回ったりしてましたが、成績だけは良かったので相当自由にしてました。まぁ人柄は面白いので部下からの人望もあり、楽しい上司でしたが。
でも、最後は平日の勤務後ではありますが、社用車を飲酒運転してダンプに真後ろからツッコミ、車は大破、免許は取り消し、会社は解雇になりました。
コンプライアンスとか緩い時代だったけど、今なら即アウトな事、当時は沢山あったなーと懐かしく思う次第です。
~社会人で初めて尊敬できた唯一の先輩~
初めて社会人になり、小さな営業所に配属された。本当は本社や中央に行きたかったけど、僕の実力不足だったのだろう。その営業所の主任が、畠●さんだった。
所長や他の先輩は、僕も相手もどうでも良かったと思うけど、畠●さんだけは目を掛けてくれて、何回も一緒に帰ったり、呑みに連れて行ってくれたりした。雰囲気イケメンで、スラッとしててロン毛。まぁ、ご多分に漏れず、奥様はいるけど子供はなし、不倫してるケバい彼女はいた笑 紹介されたけど、僕は何て挨拶していいかも分からなかった。
畠●さんの成績はホームランも打つけど、肝心なとこで三振もするようなタイプ。「この仕事してれば、そのうちに成績上がるようになるよ」とか「仕事は要領よくツラツラーとしてればいい」といった根拠のない畠●語で教えてくれた。流石、雰囲気イケメン。
僕が辞める前には、栄転して憧れエリート部隊の特販課に異動になってたけど、僕が辞めると聞いて個人的にハービスENTで送別会までしてくれた。この時、人生初めてノドグロを食べた。
会社が他社と合併する時に、持ち株が7倍になったそうで、自社株2100万と退職金で、詳しい事はわかんないけど、会社は辞めたそうです。
畠●さんが会社を辞めてから1度だけランチに行き、冗談まじりに僕の組織に入れてくれと言われたけど、畠●さんに合うような職種でもないし、当時僕は仕事の鬼と化していたので、断った。そんな組織の人事を動かせる力もまだなかったしね。
もしかしたら、本気のSOSだったのかもと今更思い返すけど、最早わからない。それから畠●さんは広告代理店? 労務事務所? を立ち上げて、いきなり社員も数名雇っていたようです。
僕が出版業界から医療業界へチェンジした位まで、連絡を取り合っていましたが、その後は僕も仕事が忙しくて連絡もせず・・落ち着いてから連絡してみたけど、もう連絡は取れなかった。
後日、風の噂で聞いたけど、若くして癌で亡くなったと・・
悲しかった、すみませんでした。大したお返しもできなかったのは後悔です。
初めての仕事の師匠に、心よりご冥福をお祈り申し上げます。
色々と本当にありがとうございました。
~大学の同期で同僚だったRO●~
ある時、僕の所属する会社に中途採用で外注ライターから入職してきた編集スタッフがいた。それがRO●。話を聞くとお互い1年浪人した同じ大学の同期だったけど、大学で見かけた事は一度もない。
こいつがかなりヤベー奴で、外注時代は声が異常に良いので、うちの女子ウケが良く(パゲってるけどね)、入職に際してかなり騒がれてたけど、その前評判はたったの1日で終わりを告げる。
何を思ったのか、持参品として大学時代にスカートの中を盗撮しようとしたビデオを副編集長に献上し、僕を含めて男性スタッフが大爆笑しながら、それを解説付きで見るというハプニングを巻き起こした。
それを見た、女性スタッフ達が「サイテー!」とマジギレし出し、RO●の評判は即日最底辺に編入された。副編集長が感心してたけど、いきなり自虐ネタで笑いを取るとは凄い!!と褒めてた。確かに・・僕にはできん。
キャッシングはMAXの50万を常に抱えていて利息だけ払っており、返したら損した気分になるので返さないとか、編集なのに後で聞いたら色盲で色わからんとか。色校どうやって確認しとったか不明な、ある意味天才。
【ここから自主規制話になります】
【苦手な方はブラウザバックください】
その後も、風俗好きが祟り毛じらみをうつされたようで、事後の笑話として聞きましたが、僕まで痒くなった話です。
まず女性カメラマンの車の後部座席で物凄く痒くなり、掻いてるうちに毛じらみを発見したと・・マジ引くわー。
皮膚科に行ったけど、薬代をケチってマケン粉みたいな患部にふって、洗い流さないとならないタイプにしたと。高いのは塗るだけでいいのに。ケチやー。
勿論、毛は全部剃っているけど、会社で振りかけた後に流す場所がない。そこで、誰もいない深夜帯を活かし、台所に乗ってマケン粉を流していたと・・マジ引く・・。 これは女性社員には未だに話してない。ここで暴露しますm(__)m
挙げ句の果てに、前の毛は剃ったけど後ろ忘れてたから、なかなか治らんかったとか・・例えるなら耳なし芳一ですとか言うてたけど、なんかちゃう!
そんなRO●は、社歴で先輩の僕がたかだか主任の時期には、どういう訳か編集長に就任しており、組織としてはカオスの時代だったなかで無茶苦茶出世は早かったけど、マッハの如く直ぐに辞めていき、その後一回だけ何か営業しに来たけど、今はどこで何してるのか、全くしらん。
色んな面白い人いるよ。では!