先日、新卒時代の同期と久々に連絡を取り、近況の交換をした。二人とも旧NISA辺りから投資を開始し、新NISAやロボアドを含め、独自の采配で手堅く分散投資をしているのは同じだ。僕は今年から極端に新NISAへと方向性を切り替えたが、彼はまだそこまでではなく、幅広く勉強中との事。そんななかで不動産投資の話があったので、僕の下記見解を伝えました。
通り一遍等の勉強はしてみたけど、僕としては全く手を出す気にはなれない不動産投資。まだREIT(不動産投資信託)であれば否定はしないけど、ワンルームマンション投資やアパート経営、マンション経営など、個人には儲かるどころが負の遺産を抱える可能性が高いと判断している。
大して親しくもない知り合いが、ワンルームマンションを2部屋区分所有していますが、全く儲かっていないどころか、手出しまで発生する事もあるようで、投資としては本末転倒。物件を買わされている時点で、自分たちが消費者(カモ)になっている事にさえ気付いていない。
アパート経営やマンション経営なども、基本的にはその規模が大きくなっただけで、素人が手を出していい案件ではない。ぱっと思いつくだけで、空室リスク・修繕リスク・入居者トラブル(殺人・自殺)・火事や地震などの天災、蜂やネズミなどの害虫獣など、様々なリスクを抱え込む事になる。
それに対して見返りは、数十年先にあるだろうローン完済後の物件ですが、その価値がどうなっているかなんて不明、またそこまで物件を持ち続けられるかも怪しいもんだ。インデックス投資やREITに関しては、いつでも一部解約が可能という素晴らしい柔軟性があるけど、不動産投資ではそれができない。解約するときは即ち、大損を覚悟して損切りする時になる。
例えば、ワンルームを所有していて、入居者の家賃でローンを返済、空室時には自らの手出しで埋めて必死に次を募集、この維持が不可能(嫌)になった場合に、ローン残高で売れればまだいい方で、例え売れたとしても税金は掛かります。聞く所によれば、そんな多くのリスクをロクに説明せずに売りつける業界であり、金融リテラシーの低いカモが沢山狩られていると。僕はカモられる方もどうかと思うけどね。
・・・実際YouTubeやNET関係でも、不動産投資のCMがバンバン流れており、いとも簡単に儲かるような表現をしていますが、あれは殆ど詐欺に近いと感じています。それに調べれば調べるほど、ステマサイトで溢れており、自らの詐欺度合いを自らで高めているように見えて、痛くて笑えます。どの会社もそんになに儲かるなら自己資金でやればいいじゃん。
逆にインデックス投資のCMなんて殆ど見ませんが、オルカンやS&P500には今も凄い勢いで資金が流入し続けている事から見ても、その優劣は歴然たるものを感じます。インデックス投資は運営会社が自己資金だけでは到底不可能な資産総額であり、2024年5月20日時点のオルカン1本でも純資産総額が約33,835億円となっています。(販売元：三菱UFJアセットマネジメントの純資産総額は約880億)
どんな投資にしても何にしても、自ら勉強する事で物事の真実が見えてくるものですが、今のこのネット情報社会は嘘にも溢れており、情報を取捨選択できる知識力と判断力が必須となります。皆さんも投資される際には、色んな角度からよく調べてみてください。
ということで僕は不動産投資、一生しません🌚
不動産投資
