先日、三重県と和歌山県を登山で巡った際に、秘湯と名高い純温泉に入ってきました。スーパー銭湯とはまたベクトルの違う趣と良さがあり、そういえばこれまでも秘湯や純温泉を訪れた事も結構あるなぁと。そこで、スーパー銭湯BEST5とは対極を成す存在である、純温泉BEST5を個人的にランキングしていきます。純温泉の定義等は、純温泉協会を参考にさせて頂いております。
■純温泉
「循環ろ過装置なし」「塩素等の薬剤の添加なし」「入浴剤等の添加なし」の温泉。
■泉質
色、匂い、ヌルヌルすべすべ感などにより加算あり。
■ロケーション
「滝が見える」「大自然の中」「露天の景色が良い」などで加算あり。
■料金
コスパも重要な要素のひとつである。
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第5位 山空海温泉
大阪府豊能郡能勢町下田尻801 全日800円
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各メディアで紹介されて、やや秘湯感は薄れたが、能勢の泉質を存分に備えた温泉。建物はほぼ小屋、駐車場入口も分かりにくいし、そこから川沿いの細いあぜ道を歩いた先にある。温泉小屋の周囲には数件のプレハブが立ち並んでおり、これは月極の温泉付き別荘らしい笑 湯船は内湯のみで、熱めと少し熱め+1名用水風呂。ヌルヌルの泉質、ほぼ開け放たれた窓はあるがなかなか競争率の高い水風呂もあり、長湯には限界がある。しかし、この源泉掛け流しの泉質をまさか大阪の北端で味わえるとは。
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第4位 湯元榊原舘 日帰り温泉 湯の庄
三重県津市榊原町5970 全日1000円(タオル付)
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施設は古いですが、ヌルヌルの泉質は近畿圏でも屈指の質感を誇ります。内湯には大きな主浴槽と冷たい源泉風呂(31℃前後)、露天には広めの岩風呂のみですが、その全てが源泉掛け流しで、優しく漂う硫黄の香りと全てのお風呂で味わえるヌルヌルスベスベ。それぞれのお風呂の縁からは源泉が贅沢にもオーバーフローしており、しかもシャワーも全て源泉使用。源泉風呂との温冷浴を繰り返す事で、天然温泉を余すことなく味わっている満足感で満たされます。
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第3位 花山温泉 薬師の湯
和歌山県和歌山市鳴神574 全日1150円
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入泉料は高いので3位に留まりますが、ここは凄いです。関西最強を謳う完全天然の自噴する炭酸泉であり、濃いーい赤茶色の泉質で3cmも透明度はなく、鉄分を含んだ匂いと大いに結晶化したボコボコの浴槽。完璧に凄い天然温泉感が溢れ出ており、建物はノスタルジー感があり、お客も多いし、サウナは6名が限界やし、色々と不都合はありますが、少し都会派?の純温泉としては素晴らしい。他のベストメンバーに比べれば、若干の世俗感もあるのでスパセン好きにもオススメです。
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第2位 塩川温泉 ゆりの山温泉
和歌山県東牟婁郡那智勝浦町橋ノ川481 全日300円
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加温・加水・循環等一切していない完全源泉掛け流し温泉。湯船は中くらいの内湯1つであり、湯口からは常にボコボコと源泉が出ており、縁からは常にヌルヌルの源泉がドバドバ流れ落ちている贅沢さ。加温されていない源泉は少し温めの絶妙な温度で、ボーとしながら相当長湯できる。シャワーはなく、数個ある洗い場の蛇口からも、コックを捻れば源泉が流れ出てくる。これで料金は何と300円である。
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第1位 白浜温泉 崎の湯
和歌山県西牟婁郡白浜町1668 全日500円
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全国的に有名で少し観光地感もあるが、日本最古と言われる源泉掛け流し温泉。目の前は直ぐ広い海、男湯は周囲からほぼ丸見え、海側の岩風呂は源泉と海水が混ざっており、溢れ出た湯はそのまま海に注ぎ込まれている。ヌルヌルの泉質で湯の花が漂っており、場所によって温度が違う。ロケーション的にシャンプーやボディソープ等全て禁止なので、少しコスパは良くないが、休日はかなりのお客で賑わっている。人の少なそうな平日や早朝に行くのがオススメ。
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