章魚頭姿山・日本のアマルフィ (花山温泉 薬師の湯)

和歌山

和歌山県和歌山市/2023年2月18日/曇り時々小雨
技術/超初級 体力/初級(4時間30分)

毎度の事、次はどこに行くかと探していたのですが、夫婦共にヤマレコNO.5170713に目が止まり、遠く和歌山県の和歌の浦にあるという、読める筈のない章魚頭姿山(たこずしやま)と日本のアマルフィと呼ばれる美しい景色に心惹かれ、更にこの地域の温泉を探すと花山温泉 薬師の湯というとんでもない名湯があるんですって! 全高速でも片道2時間掛かりますが、これは行かねばなるまいて!!

という事で、今回は小旅行となります笑 ここは行く前からかなり楽しみで、日本のアマルフィ、潮騒の小径、展望台や切通、トンガの鼻、蓬莱岩 等々とまだ行ったことのない数々の名勝を巡りつつ、海沿いの山歩きができるという贅沢さよ。今回は良い低山登山になる予感しかせず、夫婦で行く前からテンション⤴⤴です。

そして、下山後には関西最強とも称される超高濃度の天然炭酸泉を誇る花山温泉 薬師の湯へ。HPからもその強烈な泉質が窺え、温泉をじっくり愉しむ時間を含めると今日中に戻れるのか心配になるほどです。日帰りでは明らかに勿体なさそうですが、泊まることはできませんので、強行軍で行ってきます!

駐車場着 天気は生憎曇り・・
一般には僕ら1台のみ 400円
可愛いアート

自宅を7時に出発して9時前に到着。前日までは晴れの予報でしたが、何故か曇り時々雨予報へ。仕方ないのでステックの代わりに傘を持って周回を開始しました。しかし、今日は生憎の天気ではありましたが、沢山の見所があり長いブログになりますm(__)m やまなびは写真多すぎ笑 PC閲覧用に製作していますので、できればPCでご覧ください。

ルートはヤマレコNO.5170713をほぼトレースして、
おっとっと広場 ➡ 御手洗池 ➡ 和歌浦天満宮 ➡ 紀州東照宮 ➡ 潮騒の小径入口 ➡ 権現山 ➡ 天神山 ➡ 高津子山(章魚頭姿山) ➡ 田野切通 ➡ トンガの鼻 ➡ 番所庭園 ➡ 雑賀埼灯台 ➡ 雑賀崎漁港(日本のアマルフィ) ➡ 雑賀崎シーパーク ➡ 奥和歌大橋 ➡ 浪早ビーチ ➡ 蓬莱岩 ➡ おっとっと広場
という見所・名勝 盛り沢山で周回していきます。

広場から堤防を越える
かなり、しっかりした堤防
住宅街へ
御手洗池
取り敢えず橋を渡る
桜の季節は綺麗だろうね
和歌山と言えばヤシの木?
こっちからも美しい
和歌浦天満宮

天気はイマイチなのですが、取り敢えずはレコ通りに和歌浦天満宮を拝観します。

おお・・雰囲気あるね
木彫りなんですよ
この階段、良いね
もう梅の花がちらほら
いいね!
まだ余裕
干支の兎さん
静かだよ
景色よし

和歌浦天満宮
学業の神様のようです。境内からの景色も良くて、下りは激階段ではなく裏側の緩やかな階段から下れます。次に向かいます。

ここからも登れるみたい
下りは緩やか
次は紀州東照宮
ここも立派
境内は森の中
やはり急な階段
登る
この先有料
景色は狭い

東照宮は拝観にお金がいるので、今日は止めておきました。下りは同じく緩やかな道があったので、そちらで下ります。

さて登山口に向かう
和歌の浦市街地を歩く
ここが登山口
山頂まで1.8km
この材質の岩が豊富
まぁ登山というより公園

潮騒の小径
ファミリーハイク的なコースのようです。このコースの壁や先ほどのお寺さんの階段など、緑色をした綺麗な石を積んであるのですが、この辺りでは豊富に産出されるようで、海岸から山中まで沢山見かけました。

岩盤の素材が同じ
ここから少し山中へ
でも軽いです
権現山 58m
潮騒の小径へ戻る
あそこからまた山中へ
登りやすい
何やらある
尾根道は快適

木の感じがいつもと違うので、遠くまで来た気がします。尾根歩きは快適で単調だったのですが、ここでなんと! リスが数匹現れ、夫婦でわちゃわちゃしました。慌てて胡桃やナッツを取り出したのですが、野生のリスがそう簡単に近づいて来るはずもなく・・笑 ただ、リスもそんなに警戒していないみたいなので、一番近くでは3mくらいまでは近づけました。(金剛山の小鳥で味をしめ、常に無塩ナッツを持ち歩いております笑)

この辺りには普通にリスがいるみたいです。調べると恐らくペットが野生化した外来種(台湾リス?)みたいですが、可愛いものはやはり可愛いですね。リスなんて最上級です!

何匹かいた しっぽがもふもふ
この子が最も近くまで
天神山 91m
また潮騒の小径へ
山自体がこの岩質なんだね
いい感じだ
案内も豊富にあります
立派な石碑
小雨降ってきた

登山というより、自然派のデートコースみたいな感じです。時刻はまだ10時過ぎですが、朝ごはんを食べてないので、お腹が空いてきました。取り敢えず、展望台のある章魚頭姿山山頂へ向かいます。

気持ちの良い広場に出た
あの上が展望台
桜が沢山
和歌の浦が一望できる ここ桜の季節はもの凄いと思います
和歌山港方面
山頂へ
よく整備されてます
高津子山(章魚頭姿山)の山頂136m 展望台があり360℃の景色が楽しめます

山頂周辺はよく整備されていて、景観が抜群です。

淡路島と友ヶ島
朝日夕陽百選
章魚頭姿山の方がインパクトあるな

天気はイマイチ(小雨だよ笑)ですが、お腹も空いたので朝昼兼用でご飯休憩にしました。

今日のメニュー
やはり和歌山ラーメンでしょ
久々のゆで卵 うまーし!

まだ10:30ですが、小雨が降るなか傘をさして食べました。しかし、小雨が降ったのはこの10時台のみであり、また少し下には木陰になったベンチもあるという・・いつも通りのミスっぷり笑 でも大変美味しゅうございました。

さて行きますか!
ここなら雨降らなかった
景色もあるね笑
この東屋を越えて分岐に入る
尾根を下る
おお、これが田野切通
まぁまぁかな
一旦港町に出て
ここを登る
また稜線道
気持ちいい道
雰囲気の違う町に出た
ウグイスが2羽
港のトンビ
水仙が満開

里山の稜線を抜けると、いい雰囲気の港町に出ました。車どころかバイクや自転車も通れない通路を抜けて、次のポイントへ向かいますが、広島の尾道っぽいです。いい感じ!

ん?
並んでいる
続々と
大人気

車もバイクも入れないお家が多く、皆さん買い出しとかどうやっているんでしょうね? 異国情緒溢れる界隈を抜けると、トンガの鼻に着きました。ここからはピストンになります。

トンガの鼻
雑賀崎の岬の先っぽです。史跡である「雑賀崎台場」があり、よく整備されていました。

ここからだね
畑してはる
大島
お城の見える丘
これ・・
実際
次っ!
算木積み石垣・・史跡?
鼻へ
ここが先端

天気はイマイチなれど、なかなかいいんじゃないかな。トンガの鼻から見えた海に突き出した美しい庭園みたいなのがあったので、ついでにそこに寄ってから灯台へ向かう事にします。

あの岬はなんだ?
有志により整備されています
ここの日帰り温泉も良さそう
有料だった(600円/1名)

有料でまで番所庭園に入りたいとは思わず、次の雑賀埼灯台へ行きます。

紀州灰干し屋さん
ピザ屋さんもある
おお!

雑賀埼灯台

ここもなかなかの景観でした。次は狭い路地を抜けて日本のアマルフィと呼ばれている美しい場所に向かいます。

さっきのピザ屋さん
ここから下る
凄い路地笑
ノスタルジー~
神社
凄い綺麗な壁がある
むちゃ可愛い
ちびっ子達が寄贈
バーバー
Barかと思ったよ

漁港に出る手前には、オシャレにリノベされたお店が数件あり、凄くいい感じでした。そしてここ雑賀崎漁港からの景色こそが「日本のアマルフィ」と呼ばれている、趣のある美しい景観だそうです。

雑賀崎漁港
カモメおる
何もいない
カラフルー
これこれ! これだよね!
これはどちらかと言うと、寅さんぽいな笑
日本のアマルフィ~
サメ? タコ? ・・ツナ?
結構な人出

歩いていくと、賑わっている釣り堀とお手洗いがあり、ここから先は海岸沿いに歩いて、あと少しの名所を巡ってから、おっとっと広場に戻るだけです。しかし、このルートは見る場所が多いな。

奥和歌大橋
何かおる?
綺麗なんだけど何もおらん
さよなら~アマルフィ~
小さいビーチあり
海岸沿いを歩く
下に遊歩道があるね
海岸に降りる
あれが蓬莱岩

本日の最終ポイントである蓬莱岩に到着しました。想像よりは小さかったですが、海も綺麗で人も少なく、なかなか良い名勝です。

さて、ここからは海岸線を歩けば直ぐに駐車場に着きますが、海岸にはこのあたり特有の石が波で削られて転がっており、植木に飾るのに数個拾って帰りました。

いい雰囲気
オブジェにする
あそこでお土産買った
13:22 駐車場着

今回は登山というより、自然派・歴史好きにオススメのデートコースみたいでした。ほんと色んなポイントがあるので、飽きさせず距離も10kmチョイ・4時間30分弱なのでいい運動になると思います。

だがしかし、駐車場に着いて着替えをしてたら盛大に左足の脹脛がツって大激痛!!で動けずのたうち回ってました(やはり歳か?) その時に愛車の左後ろタイヤにビスが刺さっいるのを何故か発見! 急遽温泉の前にコスモセルフ和歌山インターSSさんに寄り、パンク修理を依頼しました。

女性で頼りがいあるスタッフさんが終始気持ちよく対応してくださり、結果ビスは短くてパンクしておらず、修理費も何にも一切不要との事・・・マジ申し訳なさ過ぎですm(__)m 本当にありがとうございましたm(__)m ホスピタリティ最高! また和歌山来たら、絶対ここでガソリン入れます。

さーてSSからは目と鼻の先にある、もう一つの目的である薬師の湯へと向かいます。建物は昭和を感じさせる鄙びた感じ(笑)ですが、これはこれで相当趣がありますね。

気になる温泉ですが、ここも凄かった・・。源泉は天然炭酸泉という自然の炭酸ガスの力だけで噴出しているとの事で、内湯は源泉風呂が一体となっていて、炭酸ガスでボコボコ吹き出している源泉掛け流しの冷泉(26℃・大人気)、熱湯(41.5℃・人パンパン)、低温風呂(37℃・3名限界・今回入れず)。これら全て温泉成分が凄すぎて、湯船が鍾乳洞みたいになっており、湯はまっ茶色で濃い! 3cm先でも見えなくなるほどのにごり湯、鉄分の匂いがあり傷などには滲みますし、顔漬けるのも禁止みたい。その他もバブルの寝湯1つ、弱いジェット1つ、3名程度のラジウム、遠赤サウナ(6名限界)、水風呂。

露天は熱湯からのみ行けるようになっており、源泉風呂(39℃)1つ。景色は中庭だけだけど、そんな事どうでもいいくらいの源泉の濃さで凄いですが、6名程度で限界かな。しかし、どの風呂も大人気。

温冷交互の入浴を推奨されており、その通りにすると時間があっと言う間に過ぎます。また泉質の効果だと思うのですが、80℃程度の中温サウナでもめっさ汗が出るし、その後の冷泉は・・・気持ち良すぎて病みつきになります。さらに脱衣場の外に隠れた外気浴場があり、程度の良い整いチェアーが2脚あるので、これもかなりいいです。

全日1150円なのでコスパは決して良くはないですが、関西では正に最強クラスの泉質だと思います。これにはびっくりしたし、ここを目的に和歌山へ来てもいいとさえ思います。

関西最強・・マジ同意m(__)m
鄙びてる笑
すげぇ味がある
ほんまに凄い
その分高い!笑
でも、いい!

花山温泉 薬師の湯