僕らは毎週のように日帰り登山を開始して10年は経過していますが、未だ未踏の秘境やなかなか行けない山々があります。いつかは訪れたいと思っているのですが、色んな壁があり一筋縄ではいきません。そんな半分憧れの場所を上げてみます。
■大杉谷・大台ケ原
三重県側の多気郡大台町から大杉谷を経由して大台ケ原に至るコースは、エメラルドグリーンの大渓谷脇を遡上する素晴らしいルートのようです。美しい数々の滝・吊り橋・大淵が現れ、まさに秘境と呼ぶに相応しい場所。そしてその先には大台ケ原という、これまた大自然がそのまま残る国立公園にたどり着きます。大台ケ原には奈良側から車で訪れた事はあるのですが、やはり大杉谷から登りたいものです。
ただ日帰りでは到底無理で、大杉谷経由の大台ケ原までは少なくとも1泊2日行程。そして大台ケ原に着いてからはバスで帰るか、または登山口まで引き返すとなると何日掛かるやら不明。
あと登山まではしない方でも、大台ケ原ビジターセンターからの東大台散策コースは、かなりオススメです。
■双門の滝
奈良の奥地、天川村に存在する二本の雄大な滝。しかも双門テラスと呼ばれる場所からしか見えないため、まぼろしの滝とも呼ばれているとか。関西最高峰である弥山・八経ヶ岳登山の最上級コースの途中に存在し、このコースには鉄梯子や鎖場が連続し、関西最難関との呼ばれも高い超難ルートを進む事になります。
行程的には20km前後で辛うじて日帰りも可能なようですが、少なくとも12時間を超える山業となるので技術的にも体力的にも安易に挑戦できる場所ではない。また奈良南部の山々はどこもそうですが、登山口までもが相当遠くの奥地になるので、前日入りしないとアタック不能である。
■大普賢岳
こちらも奈良の奥地にあり、登山初心者の頃に無謀にも勢いだけで、和佐又ヒュッテ➡伯母谷峠➡日本岳コル➡小普賢岳➡大普賢岳➡七曜岳➡無双洞➡和佐又ヒュッテと周回しましたが、無双洞あたりで心挫けそうになった(無双洞からヒュッテまで2時間以上の看板で砕けた)。相当歩きごたえがあり見所も多いけど、日帰りで周回するには結構気合いが必要。
和佐又ヒュッテは閉鎖されていましたが、最近リニューアルオープンしたみたいなので、もう1度くらいは行ってみたいけど、あの頃より格段に体力は低下しているだろうな。
■雪彦山・地蔵岳
他に比べると全然ハードルは低くなりますが、関西の端っこの姫路の更に奥地にあるので、気合を入れないとなかなか行けない山。行程も数々の鎖とクライミング技能を駆使して急激な岩場を登るので、難易度的には上級。僕らも過去2回挑戦していますが、油断ならないコースであり、でも岩登り好きには溜まらないぞ!!
また行けばいいのですが、梅雨以降はヤマビル地帯となり僕らも噛まれた事があるので、距離が遠いのと併せて、なかなか行く機会に恵まれない。最近、雪彦温泉も潰れたしなぁ悲
・・・・・と、まだまだ行きたい秘境はありますが、やまなび的にはまずはこの辺りを登山日記に掲載したいですね。特に僕は大杉谷、嫁さんは双門の滝に憧れていますので、プチ遠征できる時に検討してみます。