奈良県宇陀市/2022年2月26日/晴れ
技術:初級 体力:中級(5時間)
週末から暖かくなり、早春を感じさせるよく晴れた日になるそうです。この陽気にどこに登るか悩みましたが、比良山系のイン谷口でも積雪情報があるので、鈴鹿山系も微妙な予感・・・。先日は六甲山系だったので、少し奈良の北の方で探してみることにしました。
ヤマレコ(No.3897575)で大和富士なるものを見つける。ここの周回コースをバリエーションすれば4つもピークハントできるし、また奈良では良い温泉には困らない。嫁さんに鈴鹿でも行けそうな入道ヶ岳 または 大和富士+行きたい温泉の2つで提案してみる。結果、温泉パワー炸裂!という事で、今回は奈良の大和富士に登ります。
今日は二人共少し早く起きたので、登山口の鳥見山公園(トイレ有・未使用)に9時前には到着できました。この公園、かなり市街地から上の方にあり、また車1台しか通れない道をグリグリ上がります。本日はここからスタートですが、ブログ「やまなび」を始めてからでは1番の健脚向き・体力系で、初心者向きではない山でした。
この鳥見山展望台を起点に周回できるようなので、反時計回りに開始します。まぁ・・最初から一旦下っての車道歩きが5km強。岡山の蒜山三山周回に比べればマシですが、なかなかに歩かされました。登山口の十八神社から、やっと登山開始です。
この登山道、最初は杉の植林を黙々と登るやつで、その後もこの周回コースを通して、名所的な滝、川や岩場などは一切ありません(泣)。
額井岳(大和富士)まで300mからが、キツい! 傾斜のある石々の登山道には途中から残雪があり、アイゼンも持ってきていないので、慎重に登る。しかし角度がキツい・・・乳酸が溜まる。
やっと山頂に到着しましたが、社と東屋はあるが、景観なし。ここはピストンなので、同じ道を戻りますが、残雪の下りは滑る滑る。
ここから次の香酔山までは、一旦香酔峠まで下り再度登り返すのですが、下るまでの道中は久々に自然林の稜線が多く、綺麗で癒やされました。が! 香酔峠からの登山口は、非常に解りにくく、また車道脇の湿地端(ポイ捨てゴミ多数・・悲&怒)より無理矢理入るので、微妙です。
香酔山へも、登り始めは杉の植林を適当に突破しながら稜線に出て、これまた山頂までの300mが今回1番キツい! アキレス腱とか脹ら脛に来る厳しい登りを突破します。
そこからまた下り、次は本日の最高峰 貝ヶ平山の登ります。このあたりで、800m級を4山行くと、高低差で1000mを登り降りるに等しいと、やっと認識しました。軽く見てましたね・・・笑。
このルート、なかなかに鍛えられる。香酔山山頂で登山開始より約3時間15分。僕ら夫婦は基本的に昼休憩まで休憩はしないので、貝ヶ平山の次は鳥見山を超え、景観のある鳥見山公園での昼食を目指す。
4山目の鳥見山がどんだけ急坂かと、嫁さんと予測しながらお互いに気合を入れていましたが、鳥見山・・何か稜線を歩いていたら普通に楽くーに着いた。あれま?
4山ともに景観はないのでそのまま即下り、鳥見山公園の展望台で昼食にしようかと話していたのですが、鳥見山公園の最上部により良い場所を発見! 今回は桜の植林のど真ん中で雄大な奈良の山々を見ながら、登山開始から4時間30分歩き続けた末の、腹減り過ぎの山ご飯になりました。
この場所からは直ぐ駐車場に着き、さて本日の温泉「宇陀温泉 あきののゆ」へ。薬草湯が有名のようで、値段も普通だし疲れた身体に良く効きそう。
この温泉、良かったです。時間的に1時間しか入れなかったのですが、男湯と女湯で種類は違えど、薬湯・サウナ(結構高温)・水風呂・ジャグジー・泡風呂・寝湯・ぬる湯が内湯にあり、露天もごく普通なのですが、泉質は若干スベスベもあるし、特に薬湯というのがいい。しかも!このお値段で、温水プール(要水着)も利用可能! 夏場は外の冷水プールも利用できそう。更に健康ランドスタイル?で再入浴も可能というかなり高コスパだと思います。
うちは自宅から遠いので頻繁に利用ができませんが、特にお子様が小さいご家族の方なら、お子様とプール遊び → 温泉 → 昼食 → 温泉 というコースも可能なので、1日楽しめる良い施設だと思います。