和歌山県田辺市/2022年10月9日/曇りのち雨
技術:初級 体力:初級(3時間)
本州最南端である潮岬に泊まり、計画では翌日獄ノ森山へ登る予定にしていました。結構ちゃんとしたデジタルパンフレットまであったので、楽しみにしていたのですが天気予報はどんどんと悪化し、ここ串本は朝イチから豪雨の予報。そこで、これまた急遽登山先を変更し、田辺市まで北上して午前中高尾山に登り、その後は周辺の温泉を巡ることにしました。自然には敵わないので、臨機応変に楽しみます。
朝6時から散策に行ったのですが、しっかりと雨。ロッジで美味しい朝ご飯を満タンまで食べて、田辺市まで北上し奇絶峡の駐車場へ到着、10台位は停めれます。ヤマレコNO.4271340、これの反対周り(時計回り)で登山を開始します。
ここ奇絶峡も、関西とは思えないくらい川の水が綺麗で、グリーンの淵がそこかしろにありました。イワナとか鮎とかもいそうです。登山口までは当面車道歩きになり、そこそこ長いトンネルを越えた先の田舎道から登り始めます。
この登山口からはあまり変化のない登山道が続くのですが、タツナミソウが沢山群生しており、またキノコの種類が豊富! 上の方は松茸の時期で脇道への入山が禁止されているので、キノコが豊富な山なのだと思います。緩やかな登りなので、朝ご飯でお腹が重い僕らには優しい登山コースでした。
尾根に上がると少し視界が開けますが、あまり変化のない穏やかな登山道が続きます。このまま少しのアップダウンを繰り返しながら、山頂まで行きます。しかし、キノコは沢山見かけました。
キノコを探しながら歩いてたら、山頂稜線に着きました。まずは東展望に向かいます。
この東展望が今日イチ。朝昼兼用で朝ご飯を食べたので休憩はしなかったのと、天気ももって午前中までなので急いで山頂へ向かいます。
東展望に比べると、木が茂っているので、展望はイマイチですかね。高尾山は、時計回りで登ると緩やかな登山道なので、初心者でも問題ないと思います。ただ、下山道は最短コースの激下りになりますので、後半でかなり膝にキます。今日はトレッキングポールを持ってきて正解でした。
摩崖三尊大石仏まで下ると、あとは不動の滝と奇絶峡で締めて完了ですが、そろそろ雨が振り始めました。ラッキーなんだかアンラッキーなんだか分かりませんが、ギリギリ雨を避けて車に戻れました。
駐車場着12:10。この時には雨が本降りになり、少し濡れましたがギリギリ車内に避難。さて、ここまで来たら、最古の秘湯 崎の湯へ入って行きましょう! 1300年以上前からある日本最古の温泉らしいのですが、今では全国的にも超有名なので雨でも混雑してるかもしれませんね。
連休中日で駐車場も狭いので満車。でも係員さんが沢山おられるので安心です。1名500円・身体の洗い場なし・シャンプーなど全て禁止・天然の源泉掛け流しでそのまま海へダイレクトイン・男湯は湯船2つのみ・後ろのホテルや海中公園展望塔から丸見え・5m先は海で太平洋丸見え! というワイルドな温泉でした。男湯は10人位いましたが、女湯は空いていたようです。ここも気持ちよかった! 人生で一度入っておいて、損はないと思います。
さて、身体が洗えなかったので、近くにある長生の湯へ向かいます。ここは天然温泉の銭湯で、泉質がいいとの事。白浜はどこも泉質がいいのですが、こちらは長生源泉と東谷源泉の2つから引湯しているという珍しさがありました。
内湯中1、露天岩風呂大1、露天紀州備長炭風呂小1のみですが、風情のある原生林風の庭があり、何よりも泉質がニュルニュル! 硫黄の香りも漂い、長湯すると湯当たりしそうな感じです。雨だったので、露天は少し長居しにくかったのですが、雨の露天もそれはそれで風情がありました。
これにて今回の近場遠征登山紀行は終了となり、帰りにお煎餅と梅のお土産を買って、帰路に就きました。
結果的に、天候悪化による直前の変更で紀伊半島を一周する登山旅となりましたが、このコースには登山や天然温泉以外にも、多くの名勝があるので普通にドライブデートなどで回っても楽しいと思います。その一部を載せておきます。では!