滋賀県大津市/2022年11月12日/晴れ
技術:初級 体力:中級・健脚向け(7時間)
今日は久々に鈴鹿山系ではなく、比良山系に向かいます。ヤマレコNO.4729915を参考に、北側の堂満岳から稜線歩きをして打見山(びわ湖バレイ)まで行きます。打見山からも、勿論ロープウェイなどは使わず、比良駅 ➡ ノタノホリ ➡ 堂満岳 ➡ 南比良峠 ➡ 荒川峠 ➡ 鳥谷山 ➡ 葛川越 ➡ 比良岳 ➡ 木戸峠 ➡ 打見山(びわ湖バレイ) ➡ クロトノハゲ ➡ 志賀駅 ➡ 比良駅 という最後だけ電車で移動するコースで、そこそこのロングになりそうです。
登山後はいつもの如く温泉に入るつもりですが、比良山系の弱点としては日帰り温泉があまりないんですよ。近場では比良とぴあ・あがりゃんせ・水春・てんくうしかないので、どうしても被ります。しかも、あがりゃんせと水春は、登山後にサッと入るだけでは勿体ないような、半日は楽しめる良施設です。という事で今回も比良とぴあを予定しました。
スタート地点のJR比良駅には、駅前に無料駐車場があるので助かります。因みに支払い方は不明ですが、有料駐車場もありました。僕らは8時過ぎに着きましたが、無料の方は登山者とサイクリストでほぼ満車。サイクリングの拠点としても人気があるようです。(どんなコースで回るんでしょうね? 機会があれば聞いてみたい)
8:15出発。駅からは田舎の車道を山に向かって進み、途中から別荘地?みたいな地域を抜けていきます。煙突と薪や広いお庭の家々があり、人界と自然界の合間を歩いているような気分になります。このエリアを抜けると、R161のバイパスが現れ、その先からが本格的な登山道となります。
どこが登山口かは不明ですが駅から大体2km歩き、登り始めます。最初の堂満岳山頂までは、高低差約1000mと普通にずっと登りです。でも天気はいいし、気温は20℃弱、風はほぼ無しと非常に良い登山日和で楽しみながら登れました。中腹以降は所々で展望が開けましたが、今日は少しガスが多く澄み渡るような琵琶湖は望めません。

堂満岳・・これまでも何回か登っており、結構軽い山のはずでしたが、今日はなかなか着かん。駅からだと遠いのかもと嫁さんと話していましたが、紅葉している山の登りは時間を忘れますね。東稜道に出てからは視界も開け、少し汗ばむ陽気でもあり、珍しく休憩を挟みつつ登ります。鈴鹿山系ほど派手ではないけど、比良山系も趣があります。

久々の堂満、山頂直下はこんなに激坂だったかな?というくらい、足に乳酸が溜まる急な登山道を登ります。一応落石に注意は必要ですが、難易度は高くありません。意外な事にこの時で駅からもう2時間以上経過してました笑

ここまで数人の登山者にしか会わず、気持ちの良い静かな山行となりました。しかし、この時で10:42なので、2時間半も掛かっとるやないか! 先を急がないと、温泉に入る時間がなくなるかもしれないので、堂満岳山頂をものの1分で通過。次行くぜ! レコとは違い、堂満岳から南比良峠まではバリルートの急坂を突っ切る直線コースで時短します。
打見山(びわ湖バレイ)が見えますが、まだまだ遠い! 堂満岳から南比良峠までの直線コースは正規ルートではないので、マーカーもなく適当に激下りを直進して正規ルートに合流しました。時間に余裕があるなら正規ルートで迂回した方がいいと思います。
正規ルートに合流してからは、多少のアップダウンはあるものの、歩きやすい気持ちの良い稜線となり、次の鳥谷山(からとやま)へと向かいます。

荒川峠に案内板があったのですが、予想よりも時間が掛かりそう。今回、僕は全然余裕だと思っていましたが、嫁さんはなかなか時間が掛かると予測しており、実際は嫁さんの予測通りなかなか健脚向けのコースとなりました。この展望場で11:43なので、もう3時間半経過しています。ありゃ? 先を急ごう。

鳥谷山は恐らく初めてきましたが、展望が広がる良い山頂でした。でも目指す打見山はまだ先のようですので、少し休憩したら稜線歩きを再開します。

比良岳を過ぎると、木戸峠まではごく緩やかな稜線歩きとなり、距離の割には意外に早く木戸峠まで行けました。
ここまで来れば後は打見山に登るだけなので、ゴールは直ぐそこです。しかし、びわ湖バレイに来るのは久々だわ。
4時間半以上歩き続け、13時に昼休憩。このコース、結構歩きごたえのある健脚向きです。できればこの目と鼻の先にある蓬莱山まで行きたかったのですが、帰りが遅くなりそうなので止めておきます。
予想はしていましたが、びわ湖バレイは観光客で大賑わい。人多すぎて、殆どの写真は使えません。打見山の三角点などもないし、びわ湖テラスにも用事がないので、お手洗いだけお借りして、下山を開始します。
ロープウェイがデカい。関西どころか日本最速の121名乗りで、この日もむちゃくちゃ混んでました。この下山ルートは何回も経験していますが、上の一部だけ面白いのですけど、中腹以降は杉の植林を永遠と下るおもんないルートです。時間無いので仕方なくここで行きます。

クロトノハゲ辺りまでは展望もあり、自然森なので気持ちがいいです。しかし・・・段々と杉が増え始め、中腹からは変化のない石がゴロゴロした歩きにくい登山道を永遠と下る事になります。
杉林は割愛しますが、結構長くて登りで使うと余計おもんないです。下り切るとロープウェイ山麓駅にでますが、僕らはJRを目指して住宅街を越えて行きます。ゴールの志賀駅には15:15前後に着いたので、丁度7時間程度の山業になりました。万歩計アプリでは22kmでしたので嫁さんの予測が的中、最後は結構脹脛にくるロングコースだったと思います。しかし久々に良く歩いた、気持ちの良い縦走路でした。
登山後は予定通り比良とぴあに向かいます。ここは僕達にはもう行きつけの温泉で、大津市が運営管理する施設です。比良山系への登山では、いい場所にあるので行きやすいし、いつでも620円と懐にも優しい使いやすい温泉です。
今日のここは今までで一番混んでおり、登山者やサイクリストが沢山訪れており、賑わっていました。といっても、内湯大1つ・サウナ小1つ・1人用源泉水風呂・露天岩風呂中1つだけなので、そこまで長居できる訳でもないので、1時間程度で疲れを癒やし、サッパリとして帰路に着きました。