雨乞岳・イブネ・クラシ (希望荘 自助の湯)

滋賀

滋賀県東近江市/2022年5月28日/曇のち晴れ
技術:中級 体力:中級(6時間)

今回は先週諦めた鈴鹿の雨乞岳。雨乞岳は鈴鹿セブンマウンテン 及び 鈴鹿10座の両方に選定されている綺麗な山です。ヤマレコNO.4313970をトレースしようかと話していましたが、実際に雨乞岳山頂に着いたら登山開始から2時間程度であり不完全燃焼だったので、追加でイブネクラシを周り、イブネ北端から下山したら、大概キツかった。今回のコースは、

武平峠 ➡ 沢谷峠 ➡ コクイ谷分岐 ➡ クラ谷下降点 ➡ 七人山 ➡ クラ谷下降点 ➡ 東雨乞岳 ➡ 雨乞岳 ➡ 杉峠 ➡ 杉峠ノ頭 ➡ 佐目峠 ➡ イブネ ➡ イブネ北端 ➡ クラシ ➡ イブネ北端 ➡ 本小峠 ➡ コクイ谷出合 ➡ コクイ谷分岐 ➡ 沢谷峠 ➡ 武平峠 

結果的に上記ルートになりましたが、イブネ北端 ➡ 本小峠 ➡ コクイ谷出合 ➡ コクイ谷分岐 は、ルーファイ技術や激下り、渡渉などもあるので、ここだけは嫁さん曰く中の上級でした。僕らもルートミス2回、不注意からの転倒1回しています。

ヤマレコNO.4313970をトレースされるなら、技術・体力共に初級ですので、まだ経験の浅い方はそちらで楽しんでください。追加するにしてもイブネ・クラシもピストンなら特に問題ありません。

また今回、雨乞岳にイブネ・クラシを入れたロングコースになりますので、ブログも長編になります。

路肩までパンパン
雨乞岳登山口
最初は杉林

ここの峠より御在所岳鎌ヶ岳雨乞岳などに登れるため、現地到着の9時過ぎには駐車場どころか、路肩まで車パンパン! コロナ禍になってから、登山人口が明らかに増えたと思います。

僕らの車は小さいので、少し空いているスペースにルパン停めをして、登山開始。この時点で9時20分でした。最初だけ嫌いな杉林なのですが、直ぐに変化に富んだ気持ちの良い登山道になります。

ここはピストンになります
杉林途中にもヌケがある
雨乞岳は水場が豊富
そのうちブナ森になります
こういう水場が多数
沢谷峠 920m

この辺りより気持ちのいい自然林に入り、沢や小川、ブナの森など、ほんと鈴鹿らしい。稜線のクラ谷下降点まで、緩やかで気持ちの良い道が続きます。

クラ谷下降点に10時30分着。まだ登山開始から1時間少しなので、七人山へピストンで行くことにしました。七人山は多分初めてですが、特に展望もないので撮影だけして戻ります。

綺麗な森
七人山 1073m
こだま♥がいる

クラ谷下降点に戻り、東雨乞岳に向かいます。ここからが雨乞岳最大の見せ場となる稜線登りですが、すこーしだけ天気が良くなくて残念でしたが、充分に綺麗で御在所岳や鎌ヶ岳、釈迦ヶ岳、イブネ、クラシなどが一望できました。

山頂直下は熊笹の群生
左が御在所岳 右の尖ってるのが鎌ヶ岳

確か、雨乞岳に登るのは2回目だったと思いますが、流石鈴鹿の山。圧巻の景色と趣があり、変化に富んだ登山道と共に、凄く楽しめました。今日はここにも沢山の登山者がいらっしゃり、写真を頼まれたり、道を譲られたりしながら、雨乞岳山頂へ向かいます。この時、二人共まだ元気モリモリです。

稜線は強風にてアウター装着
あそこが頂上
東雨乞岳 1212m
山頂からは360℃の展望があるが、風邪が強く寒かった
向こうに見えるのが雨乞岳
身長くらいある笹
美しい稜線
景観の素晴らしい尾根道
あの上が山頂
あそこから来ました
雨乞岳 1238m
山頂に池があった
黒いのは全部オタマジャクシ!

雨乞岳の山頂はあまり広くはなく、東雨乞岳の方が全然広いです。この時点で11時過ぎなので、全然物足りなく、イブネクラシまで足を伸ばす事にしました。イブネ・クラシは鈴鹿の山らしい素敵なお庭みたいな場所です。

雨乞岳山頂から一旦杉峠まで下り、そこから登り返してイブネとクラシを目指します。

さて行くか!
この稜線は初かも
風が凄かったらしい
こんなん
ここも景色いいなぁ
天気が良ければ最高なんだけど

杉峠からも、素晴らしい稜線歩きでイブネ、そのままクラシまで歩き、クラシからは半分程度ピストンで戻りながらお昼ご飯場所を探しますが、この稜線歩きが今日イチの気持ちよさでした。堪らんね♥ この稜線歩きは関西でも屈指だと思います。

杉峠 1041m
名の由来
さて登り返しますか
稜線が気持ちいい!
苔が可愛い
気持ちいいなぁ
自然林の稜線
ひらけたら馬酔木群生
ツツジも綺麗
苔苔
こんな可愛いのいた
イブネ手前

イブネ・・鈴鹿の奥座敷と言われ、苔の絨毯がそこかしこに敷き詰められている絶景の尾根。この場所でテント泊する方も多いようで、鈴鹿山系の名勝の一つだと思います。

しかもここは、中級以上の登山者しかまず来ないので、殆ど人はいないし、景観を二人占めできました。

さて、次はクラシに向かいます。イブネからクラシも綺麗な尾根道となり、いつ来てもテンションが高まる場所です。クラシ自体は木々に囲まれたピーク?なので、特に見るべきものはないのですけどね。

ここがクラシ


さて、そろそろお昼ご飯の場所を探しましょう。この辺り、景観はどこも抜群なのですが、稜線は風が強く少し寒いので、下山点であるイブネ北端までの間にあった馬酔木の木陰で昼食とします。

地面がフカフカの苔絨毯なので、凄く座り心地が良くて景色抜群の場所での昼食となりました。

綺麗すぎるやろ
あの木の陰だな
相変わらず、美味そう!

まぁ、景色良し! 地面良し! 風なし! 旨し! またもや最高のお昼ご飯でしたねm(__)m

この時点で12時30分なので、登山開始より約3時間。食事は20分で済ませたので、13時前には下山となります。次のイブネ北端からコクイ谷分岐まで、ここが非常に難易度を上げました。鈴鹿ナメたらいかんぜよ!

まず激坂が続き、殆ど登山者もいません。ルーファイが難しい場所もあり、その後に川沿いに出て、渡渉を繰り返す事になります。マイナールートなので、マーカーも寂れており、何回か見逃しコースアウト。そのお陰で、知らない滝を見れたらという幸運もありましたが、この下りは中級でも上のほうかと。しかも、GPSで見るMAPの割に、なかなかの距離がありました。

さて下山しますか
綺麗なんだよね
ここから下ります
つつじが
まだ満開!
一部しゃくなげ
こんな下り多数
でかい河原に出た
渡渉する

ここからもキツかった。なかなかコクイ谷分岐には着かないし、道に迷って滝に出くわしたりと、ちょっと嫁さんと笑けてきた感じです。なかなかだった。

川沿いもそこそこハード
これどこ行くの?
落ちたら半端ない
本日1つ目の滝
まぁまぁかな
迷って出会った2つ目の滝

そんなこんなで、GPSを見ながら下っていき、やっと下山したのが15時35分。久々に6時間強という行程となりました。嫁さんの計測アプリが壊れていたので距離不明ですが、足の疲労度から恐らくは18km程度だと思います。今年では一番歩いたのではないかと。

鈴鹿スカイラインを下り、本日の温泉に向かいましょう! 希望荘 自助の湯 ここは過去にも来た事がありますが、ケーブルカーでお風呂まで移動するんです。乗車時間は1分くらいだけど、アクティビティだねぇ。

お風呂は、無色・匂い無・ヌルヌル無ですが、全日600円、シャンプー・リンス・ボディソープ有、でかい内湯1つ・2名程度のスチームサウナ・でかい露天1つだけではありますが、露天からの四日市方面にひらけた展望もあり、1時間くらいで入るなら充分満足できる温泉です。

注:何故か不明ですが、女性の露天風呂は男性に比べて、かなり小さいらしいです。

希望荘 自助の湯