イハイガ岳・綿向山 (水口温泉つばきの湯)

滋賀

滋賀県蒲生郡日野町/2022年5月14日/小雨のち曇り
技術:初級 体力:中級(5時間)

今回は鈴鹿山系の竜王山とイハイガ岳を経由してからの、綿向山です。

綿向山は冬場の樹氷が有名な山で、僕達も昔に一度樹氷を見に来た事があります。今日は前日までの大雨も、今日の9時には上がるという嫁雲レーダー予想に従い、ヤマレコNO.4167337を参考に反対の時計回りで、竜王山駐車場 ➡ 竜王山 ➡ オンバノフトコロ ➡ 綿向北尾根分岐 ➡ イハイガ岳 ➡ 綿向北尾根分岐 ➡ 綿向山(お昼ご飯) ➡ 表参道 ➡ 竜王山駐車場 という周回コースで行きます。

現地で雨が止むのを待ちたかったので、少し遅めに出て駐車場着9:20・登山開始9:30でした。

竜王山駐車場
この橋から出発
下山後に靴を洗える川
ちょっとした公園
ここでは雨は止んでる
竜王山の由来

竜王山駐車場は、かなり広くて30台程度は停めれそうです。また、駐車場手前に結構綺麗な公衆トイレもあり、助かります。竜王山の登山口までは、アスファルト道と最後は砂利道(車の通行有)を30分程歩き、ここからが登山道となります。

整備された車道
途中から砂利道へ
この辺りから既にガスる
登山口到着
杉の植林を登る・・・
一部美しいブナ林も

竜王山までは、つづら折れの登山道をひたすら登る事になりますが、登山口付近から視界がガスってきて、どうやら雲の中に入ったようです。こちらの斜面は風もほぼなく、涼しい日ではありましたが僕らは汗だくになりながら地道に登り、登りきった先が竜王山山頂でした。

杉とブナの森を登る
そこそこキツいです
あと500m
ガスが晴れないねぇ
この辺りはツツジが満開
千畳平
ラストは地獄階段
階段の勾配がキツい!
竜王山826m 展望はない

竜王山へ到達し、そこからは稜線歩きになるのですが、ここから全く気候が変わります。強風! 小雨! 視界10mのガスガス! そして低温! という5月とは思えない厳しい環境に変わり、ウィンドブレイカーを装備して、冬山のような尾根を進みます。

稜線は完全に雲の中に入っているようで、所々に展望が開ける場はあるのですが、何も見えない・・・嫁雲レーダーでは12時頃には晴れる予定でしたが、晴れる気配すらなし。

さて、尾根道歩き開始
ここから難路とある 難路?
アップダウンはあります
歩きやすい しかし視界が・・
おお! 開けるか!
鉄塔だった 上も見えない
もう1つ鉄塔 見えない
オンバノフトコロ? 何だ?
こんなん・・?

ガスってさえ無ければ、展望の良い尾根なんだと思いますが、今日は駄目だわ。しかも強風と小雨が混じり、なかなかに辛い尾根歩きとなりました。特に下りでは、木の根と石がよー滑るんですよね。

それでも、取り敢えず突き進み、綿向北尾根分岐へ急ぎます。

こんな展望台みたいな所もある
登山道にも水溜り
アズマヒキガエルか? 12cm位
幻想的なんですけどね
この辺りも綺麗
展望いいんでしょうね・・

ガス晴れない、天気良くならない。今回のチョイスは失敗したけど、まぁ暑くはないし、登山道はそこそこ楽しいしで、少し寒いけど、ドンドン進みます。

ちょっとした岩場
ここが難所なのかな?
何の躊躇もなく行っとります
登るとシャクナゲ
今年では一番の満開かな
多少の岩ゴツゴツ
視界は真っ白けっけ
分岐点直下
綿向北尾根分岐 爆風&小雨

綿向北尾根分岐点・・・ここからイハイガ岳までピストンする予定なのですが、かなりの爆風!そして小雨!

晴れそうにもありませんが、本日のハイライトはイハイガ岳までの稜線歩きにあります。そこは視界が360℃開け、鈴鹿の山々を見渡しながら、美しい苔と馬酔木などが生える稜線を歩ける、いかにも鈴鹿と言えば!的な場所だそうです。

取り敢えず、行っておかないとなりません。
尚、ここまでの登山行程では、誰一人会いませんでした。

遭難注意らしい
まず、また下る
地面は綺麗!
視界があえれば、さそがし
一面の苔が綺麗
もはや形容すらしがたい美
こんな1000m級に池
天空の水場に癒される
この森の先にイハイガ岳

イハイガ岳には初めて来ましたが、これは天気の良い日にリベンジしないとなりません。到着後はピストンで戻りますが、風と雨のせいなのか、二人共この戻りで相当足にキテます。

しかし、視界がこんなでも凄い綺麗なので、視界良好ならここ天国でしょうね。

しかし、誰もいないな
森の道はそこそこ険しい
964m 展望は良くない

次は本日の最終目的地 綿向山に向かいます。綿向北尾根分岐点まで戻れば、間もなく山頂に着きますが、初めて他の登山者と遭遇。僕らを含めて7名いらっしゃいました。僕らもそうですが、こんな悪天候の中、早朝から登山する方がいるとは・・・(笑)

この時点で13時前、登山開始より約3時間半での到着となりました。風雨で予定より少し遅れたな。
雨は上がりましたが、残念ながらここでも展望はガスで全くないので、それぞれ思い思いの場所でお昼ご飯を楽しみます。

風と雪で変形した模様
モチのロンで、二人共くぐる
絶壁なんだけど、見えない
山頂手前 初の人の気配
綿向山山頂 1110m
今日はカレーらーめんデス!
晴れていれば、こんなに沢山の山々が見渡せるそうです! 凄すぎる!!

この頂上は前回冬山登山した際も、吹雪で視界が殆どなく、登頂後直ぐに撤退した場所です。今回もご飯を食べている間に晴れるかと期待しましたが、ガスったまま。相性が悪いのか・・・?

ただ、山頂はそこまで風も強くなく、ガスっていてもそこそこ明るいので、ワイワイ二人で話しながら美味しい昼食となりました。山ご飯はやはり旨し!!

さて、下山は表参道から下っていきましょう。

山頂鳥居から下山開始
今日イチ急な坂でした
綺麗なつづら折れの表参道
金明水?
これは・・飲めん
抉れてる枯れ沢道
行者コバ
初登山時、ここで鍋をした
やっと視界が開けたよー

ここからはつづら折れの表参道を永遠と下っていきます。そこそこ距離はありますが良く整備されており歩きやすい。このあたりで空も晴れてきましたけど、山頂付近は未だ雲の中にあったので、相当晴れた日でないと鈴鹿の山々は見渡せないでしょうね。ここはまた、リベンジ決定です。

こんなのが続きます
あざみ小舎
最後の橋
登山開始時の河川上流部
川魚レリーフのある砂防ダム
本日の湯

駐車場に着いたのが、14時30分前後。嫁さんGPSでは約17km・5時間行程となりましたが、強風と雨、寒さもあり、そこそこ疲れました。

さて本日の温泉は、帰宅方向にある水口温泉 つばきの湯にしました。昔1回だけ行ったと思いますが、記憶が薄く、こんなブログでも残しておくのも重要だと感じます。

つばきの湯ですが、ここ温泉じゃなかった・・・。内湯・露天・サウナ共に標準的な装備ですが、内湯は全て水道水かな? 露天は熱湯がイベント風呂(今日はみかんの湯)、温湯が全国めぐり温泉(要は入浴剤)と・・・身体を流すとか、サウナーにはいいと思いますが、値段の割に天然温泉じゃねーのかよ。

でもまぁ、小雨に降られた登山帰りに入るには、相当気持ち良くて、タワーサウナとナノスチームサウナも心地良く、地元客で賑わっていたので、まぁまぁかな。

水口温泉 つばきの湯