金勝アルプス・竜王山 (守山 天然温泉 ほたるの湯)

滋賀

滋賀県栗東市/2022年12月18日/晴れ時々曇り
技術:初級 体力:初級(4時間30分)

今週も残念ながら土曜は関西全域雨だったので、日曜の登山となります。日曜は次の日が仕事でもあり、いつもは19時から僕の大好きな鉄腕ダッシュがあるので、遠出はできません笑 近場で探します。

しかし最近一気に真冬の寒さになってしまったので、この寒さであれば久々に僕らのホームグラウンド 金勝アルプスで本格雪山登山前に身体慣らしをしてみようかな。

金勝(こんぜ)は低山アルプスですが、今日の栗東市最高気温は4℃、山頂稜線は恐らく氷点下くらいじゃないかと思います。今回やまなびでは2回目のご紹介となるので、前回以上にしようと頑張ったら、かなりの長編になってしまいました。お時間のある時にご覧ください。

ヤマレコNO.4004851。これによると後天狗岩という僕らも行ったことのない岩があるそうです。おお? ホームなのに知らんぞ。今回は一丈野駐車場 ➡ 落ヶ滝 ➡ 落ヶ滝線 ➡ 天狗岩 ➡ 耳岩 ➡ 白石峰 ➡ 竜王山 ➡ 後天狗岩 ➡ 耳岩 ➡ 天狗岩線 ➡ オランダ堰堤 ➡ 一丈野駐車場 というコースで周回します。 お昼休憩は寒さ次第ですが、風が避けれる場所を見つけたら、そこにします。

また金勝は自宅から比較的近いので、温泉をゆっくり楽しむ時間もあると思い色々と探してみました。しかし、この辺りの日帰り温泉はほぼ制覇しており、またそこまで多くの施設があるエリアではないんです。なかでも、唯一未訪問の大津温泉 おふろcaféびわこ座は前から凄く気にはなっているのですが、土日1628円+湯税50円(合計1678円!)に対して口コミがひじょーに良くないので、毎回検討しては却下!! となります・・。果たして、訪れる機会はあるのだろうか? 運営さん、改善頑張ってくださいm(__)m

仕方ないので、少し離れてはいるけど守山 天然温泉 ほたるの湯。過去訪れた事もありますし悪かった印象もないので、今日はこちらにお邪魔する事にします。ここも土日は990円しますけど、1678円に比べると安く感じます。

近いので8:15着
寒々しい 大体1℃位
ここから登山道

一丈野駐車場にはかれこれ10回以上来ているので迷う事なく着いたのですが、本日1つ目の誤算が! なんと今日はここ金勝アルプスで、どこかの企業が主催するトレイルランの大会があり、500名以上の出場者が出るとかで、一丈野駐車場の周りは多くの車と、参加者が集まってきていました。

WEBにも何にも告知されていないようですが、参加費だけで7000円・1名2周・終了は15時前後と、教えてくれた駐車場のおばちゃんも困った感じでしたが、これは駄目だ・・。スタートが9:15らしいので、できるだけ早めに周り、さっさと下山する事にします。

分岐までは塗装路
最初の分岐を右へ
ここの雰囲気好きなんですよね
ここ!ここ!
いい感じでしょ
ミツバチの巣箱

雰囲気の良いため池と蜜箱が置いてある草原、どなたかの畑脇を抜けると森の中に入ります。ここから色んなコース選択があるのですが、今回は落ヶ滝へ行き、そのまま落ヶ滝線というマイナールートで稜線へ上がります。

岩肌を流れる沢
軽い渡渉も沢山あり
岩場のロープ
独特の雰囲気がある
しかし岩々だ
落ヶ滝が現れた
落ヶ滝 水量は少ない
一応2段の段瀑
落差30m

落ヶ滝はいつ来ても、そんなに水量はありません。この滝の脇に落ヶ滝線という登山道があり、少しマイナーではありますが、個人的には天狗岩線の次に面白いルートだと思います。今日はこのルートを登ります。

この看板の裏から登る
お助けロープ多数
岩場登り
滑りやすいので注意
直登りあり
金勝最大の恥部 笑
鶏冠山 490m
南琵琶湖方面
稜線に出た
早朝なので少し寒々しいけど透明感のある綺麗な景色

落ヶ滝線の稜線に出ると、冬場の澄んだ空と綺麗な景色の中を歩けます。ここが本日一番寒くて-1℃でした。突き当りまで進めば、そこが北峰縦走線出会でメインの稜線道と合流します。

人がいなくて静か
逆光だけど、天狗岩と耳岩
北峰縦走線出会

メインの稜線道に出たのが9:15なので、そろそろトレランがスタートした頃です。追いつかれる前にメイン所を通過して、後天狗岩に避難したいところ。先を急ぎます。

これが追ってくる
メイン道は歩きやすい
名所の岩場
逆光だけど、天狗岩を見てる
晴天になってきた
相変わらず面白い稜線歩き
潜れます

初めて金勝アルプスに来たのは、もう何年前かもわかりませんが凄く楽しかった記憶が今でもあります。それ以来軽く10回以上は訪れていますが、周回できるルートが相当ある上、どのルートもかなり変化に富んで面白いので、飽きないんですよね。

ここは登山の楽しさ・面白さ・スリリングさが凝縮されていて、且つ初心者向けでもあり、登山やハイキングに興味がある方に、かなりオススメできる関西でも有数の低山アルプスだと思います。

栗東市観光協会HP

次のポイントは、金勝アルプス最大の名勝である天狗岩。色んなルートのほぼ中心に位置し、ここでお昼休憩をするのが定番中の定番です。この天狗岩に至るまでも、大きい岩場を越えたり、稜線から見える景色が独特だったりとほんと面白い低山アルプスです。

面白い道
巨岩多数
これもかなりデカい
景色も最高! 低山なのにこの雄大感!
あれが天狗岩(裏側)
メタボメーター
岩の門
初級ロープ場
天狗岩直下
初級ロープ場
天狗岩到着

9:40 天狗岩に着きましたが、流石にここはこの時間でさえ、そこそこの人出がありました。もう何回来たかわかりませんが、やはり登っておきます。

ロープが新しい
岩岩しいねぇ
面白い!
一部手摺あり
鞄が擦れるんだよね
おりゃと越える
この上が頂上
天狗岩 509m
近江富士(二上山)が綺麗に見える
周りが一望
天狗の鼻 むちゃくちゃ逆光

岩上からは鈴鹿山系や比良山系、比叡山などの山々に積雪が残っているのが見渡せ、本格的な冬の到来を実感。風は冷たいですが、視界はかなり良好で綺麗な景色を満喫できました。まだランナーは来ていませんので、何とか逃げ切れそうです。次の耳岩・白石峰へ向かいます。

下岩開始
鎖を使用して向こう側にも行ける
定番の休憩場所
これが鼻だね
あの岩場が天狗岩眺めポイント
天狗が寝ているように見える
天狗の鼻と絶景
飽きさせないね
これはハンバーガー岩だろう
耳岩直下

次の耳岩に着きました。ここも休憩に適したせり出した岩場が数か所ある場所ですが、今日は風が冷たいので、見るだけで通過です。ここでもまだ10時です。

耳岩 520m
上まで登れます
奥にある展望休憩ポイント
ここも絶景!! 今日は空と空気が澄んでるな

次の白石峰と竜王山に向かいます。耳岩から竜王山までは、よく整備されており階段などの人工物が多く配置されています。トレラン選手のコースは白石峰から下るので、そこまで行けば取り敢えずは、逃げ切れます。まだ追いついてくる気配はないので、登山者だけの緩やかな山歩きを楽しみます。

何かここ好き
面白い岩
石の階段
白石峰
これな 逃げ切った
色んな分岐

何とかトレランに追いつかれることなく白石峰に到着し、その直後にトレラン先頭集団が来て下っていきました。良かった・・ここから次の竜王山と初訪問となる後天狗岩へ向かい、少し早いですがお昼休憩にしようと思います。今日は寒いのでスープ系が相当美味しいと期待していました。

茶沸観音様
相当歩きやすい
僕らの初雪
竜王山と後天狗岩の分岐
竜王山へ
大野神社到着
龍王山の山の神
神社裏の景色 寒い!
さて、竜王山へ向かう
こっちが山頂
竜王山 604m
少し展望もある

久々にきた竜王山。神社には龍王山、山頂には竜王山と書いてありますが、まぁ細かい事はいいとして、次は分岐まで戻り、本日の目的である後天狗岩へ向かいます。

あれか?
ここのようだ
予想よりかなりデカい
結構、本格的な岩登り
油断できん
ロープ場もあり
後天狗岩 590m
先端へ
天狗の鼻か?
ここには鈴鹿山系北側の積雪まで見渡せる、かなりの絶景が拡がっていました

後天狗岩 590m
僕らも初めてなのですが、ここ相当いいです。天狗岩ほど巨大ではないのですが、それでもかなりの規模感があり、岩上からは鈴鹿山脈方面の視界が開けています。今日は天気が良い事もあり、山々に積もった雪が綺麗に見えて美しい。しかもマイナーなので、誰もいません。

さて、ここで温かいお昼ご飯を頂くことにしましたが、なんと!本日2つ目の誤算が! コールマンの純正LPガス缶を買い替えたばかりだったのですが、これにどう頑張ってもバーナーがハマらないんです。よーく見ると、どちらかのネジに不具合があるようです。それでも力ずくで色々頑張ってたら、バーナーが壊れて、本日お湯を沸かすのは諦めるしかなくなりました泣 とほほ・・これは痛恨の一撃。

これしかない
温かいものなし・・
寒空とゆで卵

登山最大の楽しみはお昼ご飯なのに、これはかなり辛かった! 寒空の下で、温かい汁物がないとこんなに辛いとはね・・・。日当たりは良かったので、そこまで寒くはなかったのですが、さっさと食べて下山を開始します。

下りは、一番面白い天狗岩線で降りる予定だったのですが、白石峰 ➡ 耳岩 ➡ 天狗岩線がトレランのコースになっており、ブツかりそうで危ないので、ゴジラ岩(ゴリラ岩)まで下ってから水晶谷線へ避難しました。

これも変わった岩
白石峰に戻った
あんなんあったかな
ああこれか! 
耳岩から下る
この左の岩上も休憩ポイント
ここも岩と景色が美しい
岩の隙間
結構な高さ
ゴジラ岩? ゴリラ岩?
よく転がらないもんだ
どうゴジラなのか・・
こっからみるとゴリラだな
乗ってみた
引いてみた
ゴジラかゴリラか

昔は看板があり、確か・・ゴジラ岩と書いてあったような気がしますが、もう看板もないし横から見ると、ゴリラにしか見えん。ここからは天狗岩線から外れて、水晶谷を下る事にしました。水晶谷はトレランが通っていないので、また静かで癒される下山道が続きます。

水晶谷線へ
巨神兵の頭?
ここも景色よい
ここもいい
眼下に新名神
綺麗な沢
水晶谷線終わり
南谷林道
すっかり冬の森

林道まで下ると、あとは駐車場まで舗装路となります。ここもトレランのコースになっており、何人かが追い抜いて行きました。僕達のゴール地点が、トレランのスタート&ゴール地点のようで、これまでで一番の人の多さ。登山者用の駐車場も満車になっており、少し遅かったら苦労したでしょうね。

結構な歴史があるらしい
オランダ堰堤
夏場に人気がある場所
次々と走っていく
トレランゴール地点
12:45着 ほぼ満車

大体4時間30分・13kmで周回しました。トレランと被ったのと、バーナーが使えなかったという不運はありましたが、金勝アルプスの面白さはそれ以上で、全体としては満足できました。さてでは、車で30分ちょい走ってほたるの湯に向かいます。

ここは昔、1度訪れた事があり、悪かった記憶もなかったのですが、良かった記憶もなかったという事だったのかな。休日990円するので、それなりに期待して訪れたのですが、内湯が熱めの白湯・遠赤サウナ・水風呂、少し離れたとこに幼稚園のプール?くらいの大きさがある人工炭酸泉。露天が源泉風呂・4名用の中途半端なアクションバス・寝湯・スチーム塩サウナ。

まず、僕の大好きな塩サウナは天井が高すぎて温い(冬場は寒い)。左右にある石の椅子に立って丁度いいくらいの温度なので、相当勿体ないが設計ミスか? 遠赤サウナは、スチームがそんなのもあり、常に満席だった。タイミングもあるかもしれませんが、全然敷タオルを変えている様子がなく、持ち込みマットはありますが、汗の滴りが微妙。天然温泉も露天に1つだけだと思いますが、プールのような塩素の匂いがあるので、多分循環式で温泉感がない。

広い炭酸泉は強力で人気も高く、また外気浴の場所もかなり豊富にあるので、遠赤サウナのマット交換頻度と、スチームサウナの温度をどうにか高めれば、サウナーには結構いいように思いました。

守山 天然温泉 ほたるの湯