兵庫県芦屋市/2021年12月5日/曇り
技術:初級 体力:初級(4時間)
六甲山系には、かれこれ10回以上登っていますが、実は有名な「Aケン」「Bケン」「Cケン」というのを、お恥ずかしながらまだ見たことがない。ケン=懸垂岩の略らしく、岩場好きには気になるネーミング。ほんと六甲はコースが多彩で、未だ未踏のルートも多く、飽きさせない山系です。
また、今回のサブの目的はおでん!! 最近寒くなってきましたし、ロックガーデン入り口の「滝の茶屋」または、布引の滝の上にある「布引雄滝茶屋」で昔食べたおでんは、どちらも凄く美味しかった思い出があります。やはり登山後に食べたいので、阪急芦屋川駅周辺に駐車、阪急岡本駅まで1駅だけ電車移動して岡本から登り、芦屋川方面へ下るという、通常の逆周りのコースを今回は選びました。
岡本からの登りは整備された登山道で、季節もよく木々が紅葉していて、今年一番の紅葉であったのではないかな? 保久良神社を超えてから、少しずつ標高を上げていき、その分景色も良くなり神戸の街並みと瀬戸内海が一望できます。
まずは金鳥山に到着し、そこから風吹岩までは、平坦な稜線歩きでとても気持ちがいい。黒岩からメイン道を逸れ、初めて歩くプロペラ岩のコースへ。ここは結構マイナーなのか、なかなか激しい登山道で、あまりマーカーもなく、ヤマレコGPSを確認しながら前進する。そしてブラックフェースへ到着。あら? プロペラ岩には気付かず通り過ぎた模様・・・一体どれだったんだろう??
「ブラックフェース」=3段階になっている切り立った絶壁で、ここをみんなフリーで登るようです。マジか! 確かに足場になりそうな箇所や、掴まれそうな突起は多くあるので、登れない事はないと思うけど、高所恐怖症の僕にはハードルが! 寒くない時期に気が向いたら挑戦してみようかな。
その後、更に下っていき、奥高座の滝を経て万物想、そこから地獄谷ルートに入り、やっとAケンにたどり着きました。「Aケン」・・・おや? なんか想像していたのとは違い、全員ハーネスとヘルメット装備の本格クライミングスタイル。これならブラックフェースの方がよりスリリングな気がします。我々は装備などないのでスルーし、地獄谷を下ります。
ここからがなかなかに激しかった。地獄谷を登る人はいますが、下るのは僕たちのみ。このルートは登りで使った方が絶対楽しいと思います。地獄谷を下りきると、高座の滝あたりに出ます。予定より少し時間が掛かり、9:30~13:30の4時間コースとなりました。滝の茶屋に入り、念願のおでんを。
牛すじ・厚揚げ・こんにゃく・たまご・大根・ロールキャベツ・じゃがいも。どれも登山後の身体に染みます。美味いですねぇ! でも個人的にロールキャベルだけは、おでんではあんまりかなぁ?
でもでも、ありがとうございます! ごちそうさまでしたm(__)m
車まで戻り、いつもの鳴尾浜温泉 熊野の郷に立ち寄り。ここは源泉自体が43℃と高温で、その源泉かけ流しの湯船もあります(やや熱い)。泉質は天然温泉感が強く、内湯が複数、露天はまぁまぁ、高温サウナ、塩サウナ(温め)と、そこそこ浴槽の種類があるので、結構長い時間楽しめます。今回もゆっくり浸かってから帰宅となりました。