三重県四日市市/2024年1月13日/晴れのち雪のち雨霰
技術:中級 体力:中級(6時間)
今回は久々に鈴鹿セブンマウンテンの鎌ヶ岳です。というのも特集内で鈴鹿セブンマウンテンの記事を書いたのですが、鎌ヶ岳単体で登る事は殆どなく、中途半端な記事感が残っていたのです。今回、これで加筆修正を行いたい!
鎌ヶ岳は見た目がカッコいい山なのですが、登りごたえとして1座だけではやや物足りず、御在所や入道ヶ岳などとセットにしてしまいがちです。ヤマレコNO.6263119 これなら鎌のまえに雲母峰888mを経由し、距離も11km前後なので満足できるでしょう。
下山後は駐車位置からは、無難にアクアイグニス(片岡温泉)がベターかなぁ。周辺殆どの日帰り温泉を行き尽くしているので、選択肢は狭いですね。
マイナーコースなのか、今日この駐車場を利用するのは僕達だけでした。登り始めは凄く手入れが行き届いた杉林をどんどん登っていきます。特に面白みはありませんが登りやすい穏やかな登山道です。
雲母Ⅱ峰
雲母(きらら)と読みます。この時点では晴天で風も穏やかな登山日和でした。Ⅱ峰の方は展望も広がっており、休憩小屋までありました。少し景色を堪能して雲母峰へ向かいます。
雲母峰周辺は晴れていたんですが、これから向かう鎌ヶ岳・御在所岳方面はどんよりとした雪雲に覆われており、寒々しい感じがしました。山頂周辺には積雪も確認できたので、今季初の雪山登山となりそうです。
穏やかな登山道から一変して、雪の積もったほっそいトラバースを越えていきます。雪で足場が不明なので、ここで軽アイゼンを装備して爪を噛ませながら慎重に進むます。落ちても死にはしませんが、相当痛そう。
雲母峰から白ハゲ(下)までは、鈴鹿らしいザレた尾根道歩きが続き、所々で展望もある気持ちのいい山歩きができました。そしてここ白ハゲ、難易度は高くないですが奇岩が連なる中で、ロープ場を越えていくなかなか面白い場所です。
白ハゲ
ちょっとしたアトラクションポイントとして、面白い場所でした。ここから先はもうずっと登り坂となり、上空も雪雲に覆われ時々小雪混じりの突風が吹くという完全に雪山。お昼前後に山頂へは着きそうですが、ご飯食べれる場所あるかが心配。
鈴鹿のマッターホルンとも呼ばれる鎌ヶ岳。この山頂直下の岩々が1番特徴的な場所になると思います。あとはこの岩場を登り切ると山頂ですが、見た目ほど激しくはないので、適当に登ります。
鎌ヶ岳
もう何度も登っていますが、山頂に誰もいなかったのは今日が初めてです。それもそのはずで、吹雪が舞うなか時折突風に見舞われるという状況。とてもお昼休憩できる場所はなく、ものの3分で下山開始!
下山はレコ通りにカズラ谷ルートで下ったのですが、ここはメインの登山道らしく整備されており、非常に歩きやすい。ただこれといったポイントはなく、しかも雪で視界も悪いので、お昼ご飯場所探しに難航しました。
カズラ滝
なんとなく昇竜のように見えました。しかしここカズラ谷ルートでは、唯一のポイントらしいポイントになりますかね。
下山した先が宮津渓キャンプ場でしたが、今日はみんな雨が降ると知っていたのか駐車場には誰一人おらず。ここからもみじ谷を経由して駐車場まで、結構な距離のアスファルト歩きになりました😢
約1時間弱、小雨のなか歩き続け二人共ビショビショになり、駐車場に到着したのが14:10。約6時間となりましたが、こんなに雨が降るとは予想外でした。濡れて寒いので急いでアクアイグニスへ向かいます。
久々の片岡温泉は、他のスパ銭とは一線を画すコンセプトの施設。オシャレな室内は、内湯:主浴槽のみ、露天:雰囲気のある広大な竹林内に、座り湯・寝湯・樽湯のみ。サウナやジェットなど余計なものは一切なく、少しの色味と匂いがあるヌルヌルの泉質を全て源泉かけ流しで味わえます。
冷えた身体に源泉がじっくり浸透し、露天では霰まじりの冷たい小雨が降るなか、凄く気持のいい入浴ができました。たまには何も考えずに、ゆっくりできるのもいいですね。