霊仙山 (浦生野の湯)

滋賀

滋賀県米原市/2022年3月20日/曇り時々晴れ
技術:中級 体力:中級(5時間30分)

ここ最近、あまり本格的な登山をしていなかったので、今週はそこそこの山に登ろうと嫁さんと話をしていました。

今回はそろそろ鈴鹿系かな。
ヤマレコで探していると、霊仙山にはまだ残雪がたっぷりあり、3月も下旬なのに、樹氷なども見られるそうです。という事で、ヤマレコNO.4065826をトレースして周回コースで回る計画ですが、霊仙山は福寿草を見に来て以来、2度目の登山となります。

自宅を少し早めの7時に出発、高速を使い登山口の「落合集落」へ。この集落の手前に【河内の風穴】という鍾乳洞があり、そこを越えて行き止まりにある廃村(多分?)に到着します。到着時8時30分。
今日はここから登れる今畑登山口より周回していきます。

3月下旬なのに残雪多
寂しい登山口・・・軽アイゼン装備
寂しい集落跡を登る
集落を抜けると視界が良くなる
自然林多し
稜線に出る

最初は、人気のない寂しい落合集落跡を登っていきますが、ここも福寿草の時期には群生している場所です。そこからある程度登ると、稜線に出て笹峠までに景色は一変します。
鈴鹿の山々や琵琶湖、比良山系なども時々一望でき、この辺りから登山者も多くなり、賑やかな登山道になります。

あれは霊仙山山頂ではない
この辺りから角度が上がる
石灰岩のカルスト地形
鈴鹿山系側 空が綺麗
琵琶湖側 遠くに琵琶湖が見える

更に高度を上げていくと、この時期にも関わらず美しい樹氷が現れます。そして風が一気に強くなると共に気温が下がり、指が動かなくなる位の寒さになりましたが、しかし景色は美しく、幻想的な道を登る事になります。

この角度を登る
あの上が頂上稜線か?
全面、樹氷
いわゆるエビ
凄い綺麗
アルプス感さえある
登ってきた方向 絶景
樹氷と琵琶湖 これも絶景

僕らは山頂稜線までの道をミスったので、相当急な石灰岩の岩場を無理矢理登りましたが、殆どのパーティは真っ直ぐ雪道を登っていました。勝手に難易度を上げてしまい、滑ったら死ぬようなとこを越えてきてしまった・・・今思うと怖っ!

山頂稜線に出たら出たで、360℃の絶景と、これから向かう霊仙山最高点(山頂ではない)と霊仙山山頂が遥か遠くに見えます。終始絶景だけど、こっからが結構長い。

ずっと先に目的地が見える
空が綺麗
ここを歩いてきた
右に鈴鹿山系 左に琵琶湖と伊吹山を一望
ここの下はゴロゴロの岩場 福寿草群生地
ポートレート撮影・・・
むず! 下手くそだ・・
ピン合わず むず!

この時期の霊仙山も、混み合うほどではないですが大人気のようで、かなりの登山者が登っていました。霊仙山最高点に着き、少しだけ撮影・・・寒い! その後山頂へ到着しましたところ、10名位はいらっしゃいました・・・ここも寒い! 無理無理!

はい! 即下山開始ー!

隣の山にも見事な樹氷
霊仙山最高点 風が凄い
正面が霊仙山山頂
稜線歩きが楽しい
山頂直下の登り
霊仙山山頂 絶景!
遠くに見えるのが伊吹山

山頂で留まるには、寒すぎました。氷点下じゃないですかね? 取り敢えず、休憩ポイントを探しつつ、下山を開始します。下山時も景色が非常に良く、鈴鹿山系はやはり一味違いますね。

お虎ヶ池を越えたあたりの岩場の隙間にあった秘密基地みたいな場所で、風を避けて本日の昼食タイムとしました。景色だけは絶景です。

お虎ヶ池の鳥居は埋まってる
下山時でもこの絶景
この岩の隙間でご飯(笑)

昼食後、本日の登山で最大の難所が続きました。下山するにつれ、雪解けと昨日の雨で土がグチュグチュになっており、滑る・靴に絡む、残雪も溶け出してきており、所々足が埋まる。

また、渡渉(トショウ=川を渡る事)が2箇所あるのですが、雪解けでかなり増水しており、慎重に場所を選定して、ギリギリ濡れずに何とかクリアしました。こういう時、ゴアテックスの登山靴は助かります。その後は治山工事の現場をドロドロになりながら越えて、どうにか愛車に14時に着きました。5.5時間も掛かった。

こんな下りが続く 膝にくる
向こうから飛びました
ここらはドロドロ 回避不能

さて、足元ドロドロですし膝は痛いしで、本日の温泉に向かいます。
しかしこの辺りにはあまり温泉がないようで、嫁さんが探してくれた帰り道方向に約1時間走った所にある、浦生野の湯に立ち寄りました。

ここ何故か日曜日は880円もしますが・・・内湯は小さくて天然温泉でもない。サウナも高温サウナが1つだけ。露天は天然温泉ですが、岩風呂・寝湯・35℃位の源泉掛け流し湯のみ! という特筆すべきものはない感じ。まぁ1時間もあれば充分でした。

浦生野の湯