今年1年を振り返り、どの登山が自分達的に面白かったかを思い返す、超個人的ランキング企画です。季節や天候、選ぶコースによっても様々に変化するので、山の優劣ではなく単純に面白い登山だったという感想となります。
2023年は全体的にマイナーな低山に多く登ったような気がするので、雄大な登山日記はそれほどないかもしれません。尚、遠征登山は含まず、日帰り登山の中からとなります。
■第5位 峰山高原・砥峰高原
ここは何といっても真夏でも避暑になったのがほんと良かった。高原自体も広大で美しく、見どころも沢山あり気持ちのいい高原歩きができました。全体的に人の手が入っていますが、大好きな湿地エリアや池、川なども流れており、高原植物や生物なども観察できました。登山というよりは散歩みたいな感じになりますが、夏場以外でも気持ちがいいと思います。
■第4位 武奈ヶ岳・コヤマノ岳
比良山系では定番の武奈ヶ岳ですが、このコースでの周回は初めてでした。周ってみてると流石に安定して面白く、また美しい武奈ヶ岳を味わえました。滝、沢、池、ブナの森、ロープ場、数々の花、周囲を一望できる展望など、登山の魅力が凝縮されてるルートなので、一層武奈ヶ岳の魅力が増しました。武奈といえば八ツ淵の滝コースが有名ですが、こちらのコースはより穏やかで豊かな自然を満喫できる大人向けだと感じます。
■第3位 藤原岳・天狗岩
鈴鹿セブンマウンテンの一角、藤原岳。セブンマウンテンの中では派手さには欠けますが、久々に登った分新鮮さがあり、普通の登山道でも結構面白く感じ、また八合目から先は眺望が広がるので、より気分が上がりました。この日は天気も超快晴で、雪が少し残っている山頂一体のカルスト地形では、空と残雪とのコントラストがより美しく、澄んだ空気と共に登山の清々しさを満喫できました。
■第2位 加東アルプス・大坂山
初めて登った関西アルプス・・・ここも面白かった! 巨大な岩場登り、独特の雰囲気がある稜線歩きでは、山肌に凄い特徴を持つ山々の間を抜けていきます。それはまるで別世界に来たような感覚になり、次々に現れる岩場を愉しみながらクリアしていきます。山頂からの景色も雄大で気持ちがいいし、下りも岩場が続くので岩場好きには堪らない。マイナー故にか誰にも会わなかったけど、ここもっと評価されてもいい関西アルプスだと思います。
■第1位 章魚頭姿山・日本のアマルフィ
日帰りだけど、ここには異国情緒が溢れているので、旅行で来た気分になるほど楽しかったコース。低山周回なのですが、見どころ有りすぎて超テンション上がる! 潮騒の小径、高津子山(章魚頭姿山)、田野切通、トンガの鼻、雑賀埼灯台、雑賀崎漁港(日本のアマルフィ)、蓬莱岩などなど、見るべきポイントも溢れており、登山というよりはハイキングだけど、凄く面白かった! 天気はイマイチだったので、これで快晴だったら更に美しかっただろうけど、それでも2023年中では一番印象深い。
以上、自分が楽しかった山ランキング 2023年度版となります。
2022年度は鈴鹿山系に良く登りましたが、今年度はマイナーで未踏の山を攻めた年になりました。そのため派手な山は少ないですが、マイナーでもどこか味のある玄人好みの山がランクインしました。皆様のご参考になれば幸いです。