御池岳・鈴北岳 (阿下喜温泉 あじさいの里)

滋賀

滋賀県東近江市/2022年10月22日/曇り
技術:初級 体力:中級(5時間)

10月も後半へ突入、さすがにもう鈴鹿山系でもヤマビルはでないと思われ、やっと鈴鹿方面解禁へ。鈴鹿10座の一角をなす御池岳は鈴鹿山系最高峰の1247mを誇り、山頂周辺にはテーブルランドと呼ばれる広い平らな草原が広がっていて、その山名の通り数カ所の池が点在するという魅力的な山です。そして恐らく、テーブルランドでは今が紅葉真っ盛りではないかと期待しています。

ヤマレコNO.4800458、この周回コースが王道であり、御池岳を余すこと無く満喫できると思われます。今回はこれをトレースで問題なさそうですが、駐車場が空いているかが心配。

9:20着 ギリ停めれた
まず鞍掛トンネルを抜ける
10分くらい掛かる

自宅を7時には出発しましたが、最近の週末は紅葉シーズンやGOTOなどで高速も渋滞。予定より大幅に遅れて9時20分に鞍掛トンネルの滋賀側駐車場に到着。既に満車でしたが、車の小ささを活かし、絶妙な場所に停めれました。ここからトンネルを抜けて、三重側の登山口まで行きます。

土曜の早朝ですが、この峠道には走り屋さんとバイカーさんが沢山来ており、相当な速度で攻めている方も沢山いました。一般車両に対しては危険だね・・僕らの頃の友達たちは走りたいなら夜中か、サーキットが暗黙のルールだったよ・・・。

三重側も満車
登山口までは長い車道
コグルミ谷登山口

車両で騒々しいアスファルト道から登山道へ入ると、一気に自然へと開放されます。コグルミ谷登山道は枯れた美しい白い沢の脇をゆっくり登っていく、綺麗なルートです。

涸れ沢の脇を登る
一気に秘境
難易度的には初級
キノコ群生
沢岩だけが白い
花もまだ咲いてる

この季節やはり人気があるようで、登山者もそこそこいらっしゃいました。そして、これも念願のシマリスをこのルートで発見! 谷筋を走っていたので、遠くから何枚も撮影しましたが、見返してもどこにいるのか不明・・・。出会ったシマリス目当ての方は、望遠レンズ付きのカメラを抱えていたので、スマホでは役不足でした。

ここでリス発見 写ってない・・
可愛い花
登山道は美しい

3合目付近でシマリスと出会いテンションが上がり、その後も淡々と登っていくと5合目看板に到着。この辺りから紅葉が綺麗になり始め、リスや紅葉に癒やされるためか、あまり苦もなく登れました。

食べれそうw
綺麗な沢とお別れ
尾根歩きになる
ここから看板あり
紅葉が始まる
6合目
美しく雄大な森

5合目からは、美しい紅葉の森の中を歩く稜線歩きとなり、所々で視界が開けたり、登山者とすれ違ったりしながらで、苦もなく登れました。気温計では大体15℃を示しており、汗は出ますが快適な気候です。このまま登った先の苔むした岩場で、女性の登山家&写真家が長ーいレンズのカメラで、リスを撮影していました。隣でリスは発見できたのですが、またもやスマホには映らず・・。お互い夫婦で会話を楽しみ、頂上へと向かいました。

ここらにリスが沢山いるみたい
いつの間にか9合目
葉が散ってきた
山頂直下
ここらは雲の中だな
山頂稜線に出た

御池岳山頂稜線に出ましたが、生憎の天気というか雲の中のようです。視界が良ければ絶景が拡がっているのですが、非常に残念。頂上を経由してテーブルランドを周回しますが、この周回が終わるまで雲は晴れませんでした。

山頂は目前
山頂も雲の中
御池岳 1247m
晴れていると眼下が一望できるんだけどね(後ほど見えます)

この時点で11時半過ぎ。頂上付近には何組かがお昼ご飯休憩されており、これで晴れていれば最高の山頂なんですけどね。まずはテーブルランドを周回しますが、ここは1週するのに1時間半は掛かるほど広大です。近畿圏で山頂周辺がこんなに広大なのは、御在所岳(人工)・蓬莱山(人工)・金剛山(神社)くらいで、自然環境ではここが一番広いと思います。

天狗の鼻
立てるみたいだが・・・無理!
ランドのフチを進む
ここがボタンブチ
岩々の斜面だね
幻想的ではある

テーブルランド、晴れていれば紅葉した草木と共に絶景が拡がる天国のようなお庭なのですが、天気がねぇ・・。取り敢えず、晴れ間を期待しつつ名所を周ります。

相当広い
周回路は長いが、歩きやすい
ここも絶景ポイント 昔、樹氷の時期に来た時は凄かった
鈴鹿の山々が一望
少し視界が良くなった
群生してました
東のボタンブチ

東のボタンブチまで来ましたが、ここはほぼ道らしい道はなく、適当に進む感じのマイナーポイントです。行程の約半分になると思いますが、そろそろ腹が減ってきた。次の奥の平に向かいつつ、お昼ご飯ポイントを探します。

カルスト台地
最後の登り
奥の平
風が強い

奥の平まで来ましたが風が強く、しかも雲が上がってくるので視界が悪い。致し方ないので、御池岳山頂方面へ戻ります。

少し晴れてきた
周回分岐まで戻った
もうここでご飯にします!

山頂周辺は木々があり、風も弱いので、ここでお昼休憩にしました。13時前なので登山開始から3時間30分、腹減ったぁ! 山頂で食べるご飯はいつも猛烈に美味しいのですが、食べ終わった頃に天気が回復・・・山あるあるです。もう一回山頂にも行っておきましょう!

晴れてきたー!!
絶景が拡がる
またきたよ
再び御池岳 1247m
ドカーンと視界が拡がる 最初とこの違いよ笑

お昼休憩後から、天候回復で景色絶景! テーブルランドをこの天候で回りたかったー。まぁ山では良くあることで、仕方ないっす! さて、下りは尾根道を通りますが、天気が良くて木々は紅葉しており、更には先週訪れた伊吹山の立派な山容まで見え、最高ー! この周回ルートもかなり良いです。

この山頂で、丁度到着したダンディ1名と女性2名のパーティが「俺が山に誘うのもわかるだろぉー」「わかる!わかる!」みたいな会話してましたが、歳を召した青春みたいでこそばいかった笑

下山開始
まむしぐさ
下山道もテンション上がる!

晴れていると、こんなに違うかというくらい森と草原が綺麗! 下山でこんなにワクワクしながら下るのも久々なような笑

1000mを超える山上とは思えない優美な草原感

そして忘れてましたが、下山途中に鈴北岳を通ります。この鈴北岳からは伊吹山がまるまる見渡せる美しい稜線歩きが楽しめました。いやぁ素晴らしかった!

やっぱ鈴鹿だし
なんかイブネ感があるね
あれが鈴北岳
さっきまでいた御池岳
楽園だわ
旗みたいな木が面白い
鈴北岳 1180m
正面の立派な山容が伊吹山 先週はあそこにいた

ここからは、ほんと景色の良い稜線を下っていくのですが、鈴鹿山系の紅葉も来週位までなのではないでしょうか・・結構散り始めてました。紅葉は短かし、儚さがある故、価値高しか。

下山道、絶景だよ
気持ちいい!
天空のロード

登りも楽しかったけど、この下山道の景色は凄かった。晴れたので周囲まで見渡せ、苔と紅葉のバランスが美しく、全く苦にもならず楽しく下れました。

カラフルな鉄塔
意味不明?な沢山のマーカー
鞍掛峠 ここを左に下る

レコとは違い、鞍掛峠を左に下り、トンネルを回避して駐車場に直で下りてみます。これが大成功で僕らが停めた駐車場にそのまま到着しました。この時、14時30分過ぎなので、約5時間コースとなりました。さすがは鈴鹿山系、とても楽しい山業でした。

この辺り、紅葉が凄く綺麗
空と紅葉
鉄塔2
最後は杉林IN
キノコ?
駐車場へダイレクトIN

さて、本日の温泉。登山口までは滋賀県側から来たのですが、滋賀県側にはあまり目ぼしい天然温泉がないので、帰りは三重県側へ下り、阿下喜温泉 あじさいの里へ立ち寄りました。内湯2、ドライサウナ1、水風呂1、露天1だけと特筆する部分はなかったのですが、天然温泉であり値段も安いので、登山後に1時間程度で入るにはいいと思います。入った後はぽかぽか続き、身体はサラサラして気持ち良かったです。

阿下喜温泉
良心的かな?
蕎麦が有名みたい

阿下喜温泉 あじさいの里