遠征登山紀行 2日目 in 金峰山

その他

山梨県甲府市/2022年8月20日/曇りのち小雨
技術:中級 体力:上級(8時間)

5時30分起床、宿を6時には出発し、宿前の道路を登山口まで上って行きます。6時30分前には駐車場に到着、準備をして本日の山 金峰山(きんぷさん)へと向かいます。金峰山の日帰り登山ではピストンコースしかないようで、大きくは2箇所から登れるのですが、より難易度が高いと言われる瑞牆山荘(みずがきさんそう)からアタックします。

ヤマレコNO.4595105を参考にしますが、日本アルプスなどの高山系では大体距離の計測が間違っているように感じます。これが12kmな訳がないような・・・ともあれ、このレコに山頂からの金峰山小屋への周回を加えて、回る事にします。久々の2000m級に否が応にもテンションが上がります。

天気が良くない
広いですが、8割埋まってました
ここが瑞牆山荘
山頂まで4時間10分・・・
さて、行きますか!
最初から美しい森

山頂まで4時間10分、登りだけでなかなか時間が掛かりそうです。高低差も瑞牆山荘1517mから山頂2599mですので1082mとなりますが、高山は急がずゆっくり楽しんで登ります。

夏の高山登山の良さ(個人的見解)
・スズメバチがいない(一番良い)
・蚊がいない(羽虫程度はいます)
・登山口から気温が涼しい(クーラーの中みたい)
・蛇とかも見ない(寒いからかな?)

立派な木
整備されてます
参道がある
でかい石屋根
いい感じの祠
読んでる?
登山の無事を祈る
由緒・・僕は読んでない
さて登山再開

この辺りは里宮神社の参道にもなっており、よく整備された登山道が広がっています。中盤までゆるやかな登山道が続き、変化は少ないですがそこそこ人手もあり、なかなか良い山業です。

あれが瑞牆山
ギザギザで格好いい
地元の強者車
瑞牆山にも寄りたかったなぁ(時間的に無理)

この少し上が、富士見平小屋です。ここには小屋とお手洗い、テン場や水場があり、あたりには丸葉岳蕗(まるばだけぶき)が群生していました。この小屋から、瑞牆山や小川山、もちろん今回の金峰山への分岐になるようです。

沢山の人がいる
丸葉岳蕗
テン場
色合いが綺麗だよね
ここから3時間30分
賑わってる
富士見平小屋
旨そうなメニュー
可愛い看板
おお! 見えるね
さてさて
頑張ろう

ここから先は、石がゴロゴロした歩きにくい足場に変わり、木々の変化を楽しみながら標高を上げていきます。結構な距離を登りますが、次の大きな変化は大日岩までありません。

朝食 おにぎり2つ補給
大日小屋
大日岩まで30分
鎖場出現
やや滑ります
岩場あり
ここを抜けると
恐らく大日岩下段

大日小屋を越えてから先は岩場や軽い鎖場などが出現し、30分位登ると大日岩の下段が出現します。ここまであまり名勝がなかったので、ここでこの大岩はありがたいです。下段部は腰掛けて良い景色を楽しめますが、中段上段部は急な角度の岩肌を見上げるだけしかできません。

ここの岩場は景観が良い
少し上に休憩ポイント
鎖場を登る
この先が良さげ
ここ休憩ポイント
瑞牆山が眼下に見える
快晴ではないけど、涼しいし悪くないね

大日岩、全部繋がっているので相当大きいと思います。下段は景色もよく休憩場所に最適であり、どんどん登山者が溜まるので、もっと上に登ってみました。

これが本体?
大日岩
巨体
登れんのかな
頂上部
登れるのかも(不明)
綺麗だね
存在感あり
あと1時間50分

ここはいい休憩ポイントになりました。さて、次のポイントである砂払いノ頭に向かいます。少しずつ足元の岩が大きくなり、稜線が近づいてきているような気がします。

休憩終了
アートあり
アート追加
岩が大きくなる
稜線が近いかな
この上かな
遂に稜線に出た!
砂払いノ頭
ここから景観抜群
富士山がおる
登ってきた道
爽快

ここからが金峰山でも一番楽しい稜線歩きとなりました。見晴らしの良い岩だらけの稜線を登って行くのですが、所々が鋭角に切り立っていたり、合間で富士山が見えたり、目指す山頂や小屋も見えるので、凄く気持ちが良い行程となりました。

高山と岩場感、富士見が融合したとても良い稜線歩きでした。ここでも充分なのですが、更に次のポイントである五丈岩に向かいます。もう見えてますけどね。

五丈岩は見えているのですが、なかなか着かんと感じた頃に、五丈岩に着きました。こんな天気ですが大人気で、休憩や食事を摂る方々が多数楽しんでおられました。山頂は目の前ですが、僕らも暫しの休憩と撮影タイムとします。

着いた・・
五丈岩
登る
自然は偉大
富士ポーズ
最高でしかない
ラッキーだった
ほぼ360℃
金峰山 2599m

天気はイマイチでしたが、涼しくて視界も良く、最高の登山日和でした。さて、金峰山小屋に向かいます。

小屋の写真撮るの忘れました・・・さて、お昼にします。昨日のお宿でお願いした梅干しおにぎり。1つ50円で4つの内、2つを登りで食べたので、残り2つとシーフードヌードルでエネルギーを補給します。流石に4時間以上登るとお腹空きます。

ご飯を食べて少し休憩したら、下山を開始します。小屋から下山道へ合流以降は、僕らには珍しくピストンなので軽く下りていきますが、ご飯後から小雨が降り出したので、滑るし距離はそこそこ長いしで、結構苦労して下山しました。駐車場着までは大体8時間を要し、アプリの万歩計では20kmでした。


本日の【はなキノコレ】

さて、本日のお宿に向かいますが、今遠征のメインイベントである赤岳アタックに際し、お手頃な温泉旅館が見当たらず、コスパ最強そうな 夕食なしの素泊まりで八ヶ岳いずみ荘を予約していました。小さいスーパー銭湯パノラマの湯が併設、入りたい放題でも2名で10700円也。近くにある唯一のコンビニで夕食、次の日の朝食と昼食を買い込み、訪れました。

期待はしていなかったのですが、部屋は六畳一間の洋室? クーラーなし・小さいテレビ・冷蔵庫共用・トイレも共用・レンジは食堂にのみだったけど、1200m位の高地にあるので充分涼しい。そして、併設のパノラマの湯は大きい内湯1、大きい露天1、小さいサウナ1、2名用水風呂1だけですが、近隣にはここしかないのか大人気。広い露天は天気が良ければ素晴らしいのかもしれません。※当日は雨でガスガスでした(泣)

そして何よりも、宿泊者専用の内湯男女各1は、源泉流しっぱなし。自分で真水を入れて温度調整、窓は勝手に開けて良し、いつでもほぼ貸し切り状態、24時間入浴OK、かなりのヌルヌル泉質感あり。と素晴らしいものでした。

でも、明日の赤岳アタックは今日以上の困難が予想され、本日の疲労もあり二人共22時には爆睡体制に入りました。明日は3時30分起床となります。

八ヶ岳いずみ荘