リトル比良 (守山湯元水春 ピエリ守山)

滋賀

滋賀県高島市/2022年4月16日/小雨のち曇り
技術:初級 体力:中級(5時間30分)

比良山系の残雪もほぼ無くなり、登山に最適のシーズンに突入。天敵「ヤマビル」が出てくる梅雨前に、比良山系を重点的にアタックする事、及び今年のアルプス遠征の訓練として、今回はリトル比良に行く事にしました。

リトル比良はそのネーミングの可愛さとは異なり、登山距離約18km・高低差約1000mという技術面では初級ですが、体力面は中級以上の行程となります。電車移動を除いて、僕らも5時間強で回れるか?というルートです。

時計回り・反時計周りのどちらにしても、電車で1区間だけ移動する事になりますので、今回は車を近江高島駅周辺に停め、最初に電車で北小松駅まで移動して、時計回りに回るコース。ヤマレコNO.4166663を参考(このレコのGPS距離測定は間違っていると思われます)に、北小松駅 ➡ 楊梅滝 ➡ 涼峠 ➡ ヤケ山 ➡ 寒風峠 ➡ 滝山 ➡ 嘉嶺ヶ岳 ➡ 鵜川越 ➡ 岩阿沙利山 ➡ 鳥越峰 ➡ オウム岩(お昼ご飯予定) ➡ 岳山 ➡ 岳観音堂跡 ➡ 白坂 ➡ 近江高島駅 というルートで行きます。

近江高島駅周辺P 24時間300円
ガリバーのオブジェ
1駅先の北小松まで約6km
最初は車道を登ります
比良げんき村(トイレ有)
登山口

北小松駅を9:40に出発して、登山口到着よりまずは楊梅の滝を目指します。この滝は滋賀県下で最大の落差を誇るようで、なかなかの美しさと荘厳さがあります。その後、ヤケ山山頂700mまでは急坂ではないですが、ずっと上りが続くので、この行程が一番地味にキツいかもしれません。

ツツジが満開
滝見台より
楊梅の滝下へ
イオンが燦々
さすが、県下NO.1
こんな大きさです
少しだけ琵琶湖が見える
涼峠
馬酔木 凄く可愛い(かなり好き)
地味な登りが続く
ヤケ山山頂
ヤケオ山方面(残雪が見える)

取り敢えず最初の山頂 ヤケ山に着きましたが、今日は稜線の風が強すぎ、登り道(殆ど無風・暑くて半袖だった)とは違い・・・寒い。ここからはアップダウンを繰り返しながら、お昼ご飯ポイントのオウム岩へ向かいます。

ここからがまぁ長い・・・。稜線歩きなので地味なアップダウンが続くのですが、木々が多く視界は抜けないので、同じ様な尾根道を黙々と歩きます。

尾根歩きが続きます
寒風峠
繰り返す登り返し
この看板が登山者の心を折る
北側にも高い山々
鵜川越 この時点でもう12時

鵜川越を越えると、次の岩阿沙利山まで、シャクナゲ尾根が続きます。堂満岳周辺にもシャクナゲ尾根がありますが、ここもかなりの群生地帯。まだ蕾の状態ですが、4月末からGWあたりには満開になるのではないかな?

ここからもお昼ご飯休憩のオウム岩まで、あまり変化のない尾根道が続き、少しの岩場などはありますが、黙々とアップダウンを繰り返し、やっとオウム岩に着いたのが13時となります。

シャクナゲの群生
蕾だと思います
もうすぐ咲きそう
岩阿沙利山 686m
まだまだ続きます
一部岩場もあり
オウム岩到着
爆風・・・
絶景ではあるが
風で身体が揺れる
ご飯むり
近くの岩場も爆風


今日のオウム岩はあまりにも風が強く(爆風です!)、ご飯などとても無理でした。寒いしね。
こうなると、お昼休憩ポイントを探して前進あるのみとなりますが、この時点で既に13時、登山開始から3時間20分経過、休憩なし・・・。

嫁さんと場所を探しつつ前進しましたが、稜線上は風が強く、また景観もないので、ひたすら歩き、もう白坂を目標にするかと思っていたら、下りに差し掛かったあたりで、休憩ポイントを発見! しかも下りの琵琶湖側斜面になると風は緩やかになりました。

前進あるのみ
おっ 岳山
祠とお地蔵さん
下りになり、やっと琵琶湖が見えた
あったよー!と嬉しい声が
おおお! 念願の!

ここまで休息なしで4時間・・・。なかなかに辛かったですが、この場所は琵琶湖が見え、山々も綺麗に見渡せ、しかも風が微風なので最適なお昼休憩ポイントでした。今日はほんま腹減ったぁー 遅めのお昼にしよう!

琵琶湖と山
やっとこさお昼
丁度いいテーブル 最高!


今回も苦労した分、相当美味かった。最近は必ずゆで卵を持参していますが、オススメですよ。

さて後は下るだけですが、リトル比良ではこの下りが一番景色が良いです。更に名所である白坂があり、ジャリジャリの真っ白な巨大塊というだけなんですが、写真映えしますね。

こんな稜線が最後にある
岩下り
弁慶の・・・わからん
久々の白坂
上まで登れます
かなり大きい

白坂を越えるとあとは、気持ちの良い緩やかな下山道を下るだけで、最後は砂防ダム建築道を経てアスファルト道を1km位歩いて、やっとゴールです。

景色いいなぁ
灯籠 日本庭園みたい
賽の河原は工事で見る影なし
工事道に出た
長谷寺(トイレ有り)
キノコみたいな灯籠

15時前に駐車場につき、嫁さんのアプリでは19kmを計測。お昼休憩を抜いて5時間ほど掛かっているので、多分そんなもんだと思います。

さて本日の温泉は、ここから30分は掛かりますが、琵琶湖大橋を越えた先にある守山湯元水春 ピエリ守山。これが久々のアタリでした。

時間が余りなくて1時間強しか入れなかったのですが、さすがは水春。特筆すべきは、今回登った比良山系や琵琶湖が一望できる開放感のある露天風呂! 少し風呂の種類は少ないものの、充分満足できる内容の銭湯でした。ただ、風呂そのものの実力としては、関西BEST5には今一歩届かない感じです。

守山湯元水春 ピエリ守山