六甲山最高峰 (ラウレアリゾート)

兵庫

兵庫県神戸市/2022年11月27日/晴れ
技術:初級 体力:初級(5時間)

Google Mapで探していたら、尼崎になんか穴場っぽい新しい温泉を見つけたのです・・・その名はラウレアリゾート。ここがある意味良さそうなので、今回は六甲山方面で探しました。嫁さんチョイスのヤマレコNO.4640437に、久々となる六甲山最高峰を加えて周回してみます。

因みに六甲山というのは、この辺り全体の山塊を示す名称(総称)のことで、最高地点のことは六甲山最高峰と呼ぶようです。六甲山系には数々のコースがありますが、中でもこのレコは裏六甲バリエーションコースのようで、僕らも歩いた事のない超マイナールートだと思います。

船坂谷水場 ➡ 川上ノ滝 ➡ 船坂谷登詰 ➡ 六甲山最高峰 ➡ 船坂谷登詰 ➡ 水無山 ➡ 船坂峠 ➡ 船坂谷水場 といったコースになりますが、お昼ご飯の場所選定が難しい。最高峰では少し早いように思われるし、かといって他に好展望は無さそうなので、朝を抜いて登ります。

登山口には車でしか行けませんが、一本道の突き当り辺りに数台駐めれる空き地があります。ここで路駐になりますが、その先には強者系(車道無・本気の四駆でギリ・水場だけ有)のキャンプスペースがありました。そこで2台がオートキャンプしてたので、昨日晩から泊まっていたのでしょう。

8:24 駐車場到着
有馬船坂焼らしい
ここ辺りが普通車限界点
オフ車なら渡れる川から先
船坂谷水場
ジムニーとジムニーシエラがいる

ここからはさすがマイナールートらしく、頂上稜線まで誰とも会わずに登っていけましたが、堰堤が重なる川の脇を幾度も渡渉しながら進んで行きます。そんなに大きな見所はありませんが、立派な第10堰堤や次々に現れる堰堤?砂防ダム?などにより、それなりに楽しみながら登れました。

渡渉は沢山ある
第10堰堤
立派!
何故こんな形なんだろう?
歩きやすい
水は綺麗

何回も大小様々な堰堤を越えて行くとロープ場になり、その先の川上ノ滝に到着。小さいけど、まぁまぁかな。ここで山頂稜線まで約半分なので、行程的には今回軽めです。

ローブ場もそこそこある
浅いから問題なし
滝が見えた
想像よりは小さかった
川上ノ滝
後ろに堰堤がある

この先も基本的には沢沿いを詰めておきますが、1ヶ所だけ沢が二股になっているので、そこは右へ向かいます。よく見るとマーカーがありますが、少し見にくいので、ここだけ注意かな。

神戸市とは思えない水の綺麗さ
この二股は右へ
岩々しくなってきた
こういう所好きだな
もう沢も終わる
ここで沢を離れる

このルート、かなり上の方まで沢沿い歩きとなりました。また、位置的に六甲山で太陽が遮られるので、夏場にもいいかもとか考えてましたが、太陽の位置が夏場は違うので、そうでもないのかも。沢を詰めるとそこからはロープ場や岩場、また渡渉など最後の登りになります。

紅葉は終わっている
変わったキノコ・・
渡渉はまだある
水が湧いていて綺麗
ザレたロープ場が来た
岩場降下
熊笹が現れる
堰堤越えは沢山
なめこだよね?
結構な急坂です
登ってきた方向
ドライブウェイに出た

最後は唐突にドライブウェイに到着します。ここから六甲山最高峰までは、ほぼピストンとなりますので、できるだけ違う道を通って行き来します。この時期、車も多いですが登山者とロードバイクも多数走っており、賑わっています。まぁ煩いし、マナーの悪いスポーツカーもいるので、あまり好きじゃないな。

歩道がない
神社があった
参る
六甲山神社
家族杉
白山の宮
瀬戸内海と神戸の街並みが見渡せる

六甲山神社と白山の宮を参拝し、また長いような短いようなドライブウェイ脇を歩いて、六甲山最高峰の下にある立派なお手洗いへ到着します。登山ツアーかな?もあり、今日は凄い人の多さでした。

そこから最高峰まで最後の登りをゆっくりと進みますが、ここからは視界が開けて景色が良くなります。

車とバイクが煩い
多少はエスケープできる
おお、凄い人
眩しい
晴天!
遠くからも見える電波塔
昔の山頂

最高峰の手前にケルンがあり、他の登山者の方から教えてもらったのですが、ここが昔の最高峰だったようです。当時この先は、アメリカの軍用地になっており立ち入りできなかったようです。知りませんでしたが、ケルンの石碑にも書いてありました。この先が現在の最高峰ですが、予想通り凄い人です。

いい天気
おわっ・・凄い人
六甲山最高峰 931m

この時10:45なので、ゆっくり登って2時間30分弱。山頂は大きい広場になっており、沢山の人が休憩されていたので、僕らは先程の昔の山頂へ戻ります。あっちの方が人居ないし、静かで良いです。

有馬方面
戻ろっと
瀬戸内海方面
朝昼兼用
暖かいし景色良し
さて、下山しますか

朝ご飯食べてなかったので、まだ11時前ですが腹減った。そして激辛スープがお腹に染み渡ります。やはり晴天で海が見えるのは最高! 今日人多いはずだわ。

結構ゆっくり休憩して、違うルートで下山を開始します。途中にピストンではありますが、後鉢巻山のピークがあったので寄っておきました。

車道歩きは致し方なし
やっと別ルートへ
普通なんだけど嬉しい
後鉢巻山 898m
戻る
ここから左が下山道

車道から下山道に入ると、船坂峠までは六甲全山縦走路のようで、沢山のハイカーとすれ違いました。さっき山頂のお手洗いにおられた50名位のシニアパーティも下山しておられ、即座に道を譲ってくれたりと非常にマナーの良い団体さんでした。

看板が無くなっているけど
ここが水無山 806m
別の場所に謎の看板
船坂峠までは歩きやすい
船坂峠分岐
ここからが・・・

船坂峠に着きましたが、ここからはあまり歩かれてないヤブヤブの下山道で下ります。ほぼ獣道のようで、夏場とかに通るのは嫌です。崩れかけの斜面を渡ったり、登山道自体の痕跡がほぼ無く、マーカーだけを頼りに適当に下る沢沿いなど、ここもマイナーなバリエーションルートでした。当然、誰にも会わず。

斜面をトラバースする
笹薮・・・
沢の源流に出た
この◯が目印
道?
第9堰堤・・?

マーカーを探しながら、道なき道を下山していたら・・・おや? 唐突に第9堰堤が現れました。途中から道間違えたみたいで、登りに使った登山道方面に戻るコースを歩いていました。まぁ、どちらも道なき道なのでまぁいいか。

取り敢えず下る
沢の水量が増えてきた
最後はここを無理やり降りた
朝の登山道へ合流
第10堰堤
折角だし、下を潜ろう
何かカッコいい!
いいね!
流れとの対比
低い
ごっついなぁ
巨大な岩を止めるのかな?

御在所の裏道にもありますが、このタイプの堰堤はカッコいいですね。さて、あとは朝来た道を戻るだけなので、楽なもんです。軽い足取りで駐車場に向かいます。

強者キャンプ場
格好良すぎ・・
戻った

駐車場着13:15なので、大体5時間弱程度の軽めの山業となりました。でも初コースだったのでなかなか面白かった。


下山後は、予定通り尼崎にあるラウレアリゾートに向かいます。2018年OPENの比較的新しい施設ですが、社会福祉法人が通所型デイサービスと共に運営している施設のようで、商売っ気がないが故に相当の穴場感。

駐車場なんてたった14台しかないですし、パッと見では一般向けの温泉施設だとすらわかりません笑 それに比べて、施設内はスイーツ屋さんや使われていない謎の広大な披露宴会場みたいなスペースもあり、力入っている所と抜けている所の差が激しい・・。

今日も施設に着いた時には14台の駐車場は満車。仕方ないので近くの30分100円のコインPに停めて入ります。結論的はなかなか良い施設でしたが・・・大変惜しい! 社福が運営しているから、儲ける意識が低いのかもしれません。

■良い部分
・泉質はヌルヌル感は全くないが、天然感(色・匂)はある
・施設は新しくてモダン(露天の壁には滝のように水が流れています)
・宣伝していないので、規模の割に凄く空いている
・内湯は個性的でグリップの良い畳敷き
・強炭酸風呂と強アクションバス
・深めの水風呂

■改善や工夫が必要な部分
・外気浴、内気浴の椅子が全くない(内湯の畳にみんな寝てます)
・スタッフが全く巡回しておらず、サウナの下敷き交換すらない
 (せめてサウナマットを用意したらいいのでは?)
・スチームサウナかと思ったら、意味不明な半身浴ルーム
・天然温泉内湯が何故か大小2つあり、違いがわからん
・2Fの入浴後待合が素っ気ないので、椅子や自販機などを配置してみては?
・駐車場が少ないので、近くに借りたらいいのでは?

と、少しの改善でかなり繁盛しそうな要素モリモリなのですが、どうなんでしょうね。

日帰り湯には見えないけど
普通に一般利用できます
良くわからないけど、広大な室内

ラウレアリゾート