ポンポン山・釈迦岳 (京都桂温泉 仁左衛門の湯)

京都

京都府京都市/2022年12月29日/晴れのち曇り
技術:初級 体力:初級(5時間)

今日から僕ら夫婦も年末年始休暇に入り、明日には今年〆の登山を計画しているので、本日は近場で軽くハイキングできる先を検討してみました。

今年の2月に軽く周回したポンポン山この記事が何度もやまなび人気記事の下の方にチョイチョイ上がってきており、アクセス解析でも年間を通じて安定した訪問があります。北摂山系・低山・初級という山ですが、意外に需要があるという事なのでしょうね。

ポンポン山と釈迦岳は、僕らも南側(高槻市・三島郡島本町)から周回するコースは数回経験していますが、北側(京都市)の森林公園から周回するルートでは登った事がありません。ヤマレコNO.1112220、これは2017年4月のレコなので少し古いですが、最近のNO.4974680と組み合わせて、1112220の逆周りを基本に、ポンポン山山頂からは4974680を取り入れて釈迦岳と展望所を追加。

大原野森林公園駐車場 ➡ 森の案内所 ➡ リョウブの丘 ➡ ポンポン山 ➡ 自然歩道分岐 ➡ 釈迦岳 ➡ 釈迦岳大展望所(お昼休憩) ➡ 釈迦岳 ➡ 自然歩道分岐 ➡ 杉谷 ➡ 森の案内所 というルートで反時計回りに周ってみます。ポンポン山山頂はよく整備されているのですが、展望がイマイチなのと、いつも登山者が多く混んでます。それを補うために、展望所まで一部ピストンを取り入れる事で上手く補完できるのではと思います。コース的にこれは正に裏ポンポンですね笑

下山後の温泉は、高槻市側に下れば前回も訪れたヌルヌルの泉質を誇る美人湯 祥風荘があり、京都市側に下れば結構独自性のある京都桂温泉 仁左衛門の湯や、リニューアルしてバカ高い料金と低評価の口コミが増えてしまった京都 竹の郷温泉 万葉の湯などがあります。

どちらも同じ位の距離にあるけど嫁さんと相談したら、やはりやまなびでまだご紹介していない方がいいんじゃないかと。それなら京都桂温泉 仁左衛門の湯がいいかもね。

8:13着 ここに停めた
森林公園に向かう
ここが入り口

大原野森林公園ですが、注意が必要です。まず土日祝の9:00~しか開いてません。しかも駐車場の手前で施錠されています。このため平日や早朝は利用できないみたいなのですが、せめて駐車場の奥で施錠したらいいに・・何とも不親切な。僕らも戸惑い、少し進んだ先に恐らくこんな場合に考慮された草むら駐車場があったので、そこをお借りしましたm(__)m めっちゃ助かりました。

また、京都市側から大原野森林公園へ行く場合、西山 善峯寺を越えるR208は、善峯寺より先は狭い・厳しい傾斜・落石ゴロゴロ・カーブがキツくて軽四でも切り返さないと回れない・・・というかなりの酷道でした。金蔵寺の脇を通るR733からの方が明らかに走りやすいので、そちらをオススメします。

さて、大原野森林公園にある森の案内所を越えて、西尾根ルートから登山を開始します。森の案内所にはトイレがありますけど、凍結防止でシャッターは閉じていますが、開ければ普通に利用可能です。ありがたや~m(__)m

ここが駐車場(開放して!)
周回の起点となる森の案内所
ウォッシュレットトイレ有!
あの辺から登山開始
気温2℃
でも爽やかで気持ちいい

朝はやはり気温は低く大体2℃でしたが、登山装備で歩いていると別に全然寒くないです。マイナールートなので殆ど人はおらず静かですが、時折鹿の声がしていました。行きの車内からも1頭が走り去っていくのを見ましたし、この辺は鹿が多いようですね。

沢沿いの歩きやすい道
なかなか綺麗
ここから西尾根
看板は多い
朝日が眩しい
良く手入れされてる
いい里山の森
朝日で綺麗
自然林多し

今日歩いた登山道はどこも良く手入れされており、倒木や落枝の処理など人の手が入っており、凄く歩きやすかったです。案内板なども整備されているので、迷う事もないでしょうし、初心者でも安心です。

大福のようなキノコ
静かな森
休憩ベンチ
陽光が美しい
これ多い
気持ちいい稜線歩き
リョウブの丘に着いた
誰もいないので
二人で寝転んでみた
ごく近所の山という事を忘れるほどの人気のない綺麗な森

裏ポンポン
僕が勝手に命名しただけですが、大阪側からよりも非常に静かで整備もされており、野生動物以外は誰もいない落ち着いたハイキングができました。このまま山頂まで誰とも会う事なく、自分たちのペースで森林イオンを浴びながら楽しく歩いていきます。

もうすぐ山頂
立派な木
おお、着いた
山頂直下
裏側だな
ポンポン山山頂

本日の行程約1/3になるポンポン山山頂に着きました。この時点で9:55なので、出発から大体1時間半くらいですかね。年末であり朝も早いので、今日は僕ら以外には2名の登山者のみ。今までで一番静かな山頂でした。

意外に678m
正しくは加茂勢山
ポンポンの音は・・しない
三角点は京都市らしい
結構広い山頂なんです
4℃ でも寒くはない
景観は毎回こんなん 少しガスってます

僕らはもう何回目かわかりませんが、ここの標高は678mとそこそこあります。山頂周辺は地元有志により整備されており、ベンチや椅子、案内板や温度計までもあり、お昼休憩場所として相当の人気がある地元に愛されている山だと思います。

ただまだ10時ですし、今回はより展望の良い場所でお昼休憩すべく、次の釈迦岳へ向かいます。

本山寺からの周回は定番
ここからも歩きやすい
倒木もあるけど
こっちは人が多い
しかし歩きやすいな
ここで釈迦岳方面へ
前回も載せた高い鉄塔
釈迦岳が見えた
釈迦岳 631m
一応、三角点
新しくなってる
展望はなし

ここから本日のお昼休憩目的地にして、僕が一番楽しみにしていた釈迦岳大展望所に向かって下っていきます。ここは前回のブログも通っており、釈迦岳大展望所というネーミングは誰かが付けた通称で、本来は大沢山ではないかと思うのですが・・・釈迦岳大展望所の方がテンション上がるので良しとしましょう! 裏ポンポンみたいなもんです。

ここから結構下る
ベンチ多数
ここにも
この展望ではな・・
登り返す
おお! 着いた!

前回は単に通り過ぎただけだったので、キチンと見ていませんでしたが、目的地として来ると凄い展望が広がるいい場所です! 京都市内方面が一望でき、180℃くらいの視界が広がっていました。誰もいないここで、お昼休憩にします。

着いた! 通称「釈迦岳大展望所」
京都市街が一望できる絶好の場所 ここかなりいいです
天気もいい!
大沢山 540m
らしいです
ここも整備されてます
最高のお昼ごはん
嫁さんが気に入ったラーメン

前回通り過ぎたこの展望所、改めて目的地にすると凄くいい場所でした。今回みたいに裏側から回らないと、着くのが早すぎて昼休憩場所にはなりにくいので、裏ポンポンでこその地点かもしれません。景色も良くて寒くもなく、今回も最高のお昼ごはんになりました。

食後は釈迦岳分岐までピストンで戻り、杉谷方面へ向かいます。

幹から別の植物が!?
釈迦岳に戻る
ピストン分岐・こから違う道へ

ここで完全にコース選択をミスして、レコ通りの杉谷方面に下ってしまいました。直接、森林公園方面へ向かえば山の稜線を歩けたのに・・・無駄に一旦車道まで下ってから、また稜線に登り返すという・・・凡ミス。

下り開始(無駄)
曇ってきた
何も考えずに下る
沢に合流
里に出る
朝、車で走った道に出る・・
ここらで朝、鹿と遭遇した
ここも朝通過した
ここから再び稜線へ上がる

下りきってから間違いに気付きましたが、もう戻れない。結局、車道を暫し歩き、またマイナールートから山頂稜線に登り返しました。普通に真っ直ぐ行けば、楽しい登山道だったと思います。

信頼できない橋
完全にバリルート
狭い
トラバースっていうの?
こんな収穫はあり
真っ直ぐ行けば、ここだった
気を取り直し稜線を行く
そういえば、これ見えてたな
普通に歩き易いし・・
曇ってるけど景色よし
何かの実
あとは下るだけ

普通に杉谷へ下らず、稜線歩きをすれば30分以上は短縮できましたね。まぁ今日は短いので鍛えるのにはいいか。で、ここからは森林公園まで一本道となります。このルートでは関西でも屈指の松林があり、こんなに赤松が群生しているのは珍しいと思います。植林なのでしょうか?

ここにもベンチ有り
むちゃお松
ずーと松林
松茸生えるのかな
小松のトンネル
ここも美しい尾根
最後は木の階段
森の案内所が見えた
ここに出る

ルートミスという不手際がありましたが、それでも駐車場に着いたのは13:13なので、約5時間でした。今日29日は平日扱いのようで、帰り際でも大原森林公園は無人で、やはり駐車場も開放されていませんでした。ほんと、草むら駐車場を整備してくれた方に感謝しますm(__)m

さて下山後は、30分ほどの場所にある京都桂温泉 仁左衛門の湯に向かいます。ここは、昔結構来ていたのですが、ここ数年は訪れておらず、なかなか良かったという印象しかありません。今日、久々に訪れましたが、改めて評価するとかなり良い! 男女入れ替え制で、露天檜風呂 藤壺露天岩風呂 空蝉があるのですが、これまで僕は全て藤壺で、また今日も・・・何故だ? 嫁さんも同じ事言ってた。

施設全体としては結構老朽化しており、キレイとは言い難いのですが、まず源泉が贅沢にも2種類あり、1号源泉=冷泉24℃位(実際は外気でもっと冷たい)、2号源泉=高温泉40℃位の2つ共に源泉掛け流し。

露天エリアが天然温泉で、決して広くはないのですが、立体構造になっているので実際より広く感じれます。一番上から、1号冷泉(冷たい・5名程度)・2号温泉(適温・4名程度)・2号温泉再加熱(熱め・10名程度)・洞窟風ミスト(熱め・5名程度)と3階層になっています。

そして藤壺には、熱々の遠赤サウナ・塩スチームサウナ(拘りの塩がパウダーよ)・露天風呂と一体化した洞窟風ミストまであり、キンキンの水風呂はもちろん、1号冷泉の風呂に浸かれば永遠のループが可能な仕様。そういえば、夏場によくこの冷泉に浸かりに来てました。

内湯はアクションバスや電気などもあり、外との気温差なのか全体的に湯気モクモクで雰囲気があります。内湯も温泉かなと思うくらいいい感じの湯ざわりです。ただ休日は900円なので、関西スーパー銭湯BEST5には入らないかな。

京都桂温泉 仁左衛門の湯