滋賀県大津市/2023年12月3日/晴れのち曇り
技術:初級 体力:中級(5時間)
今日は嫁さんが夕方に用事があるので、温泉なしの近場です。どこにするか迷いましたが、久々に比良山系の蓬莱山、そして通常はあまりしないピストンでの行程を選択してみました。
ヤマレコNO.6213453 このルート景色がとても良さそうなので、比良山系の稜線歩きを満喫できる予感。高低差も意外に1000m以上あるし、ピークも4つあり距離も12km前後と手頃でいい感じです。
登山口の駐車場には既に数台停めてあり、5台程度はキレイに駐車可能。帰りには更に林道内の路肩にも縦列駐車されていたので、頑張れば10台程度は停めれるようです。最初少しだけ舗装された林道を歩き、電波塔から登山道へ取り付きます。
1座目の霊仙山はオマケみたいなものですが、ここの登りが今日イチきつかった。登山道に突入っしてからずっと杉林との境界線上を結構な角度の登りが続きます。展望はないし登山道に見どころも全然ないので、正に山業です。
最後に傾斜が緩くなると750mの山頂へ到着します。小さい山頂ですが、琵琶湖側に展望所が設けてあり、なかなかの展望が広がっています。ここから一旦下って、次の権現山へ登り返します。
霊仙山までの登りは暑くてじんわり汗をかきましたが、下りからは何故か風が強くなり、気温は5℃前後なのですが寒い! 進んで行くとズコノバンと呼ばれる広場に到着、今日はここまでは周回ルートですが、この先は完全ピストンとなります。
権現山への登りはじめで、鹿2頭と出会いました。2頭ともお尻を向けたまま、じっと僕らを見ていました。登山道は緩やかに高度を上げる感じなので、強風以外は快適な稜線歩きができました。
権現山の山頂直下から本日のメインイベントである、美しい稜線歩きがはじまります。久々に来たけど、やはりここは凄くいい稜線です。ここから本日の目的地である蓬莱山まで、絶景の稜線歩きが待っています。
強風さえなければ快適な稜線歩きだったのですが、この辺りから登山道が粘土質の土でドロドロしだしました。登山靴の隙間に入り込み、重いしグリップ力なくなるしで歩きにくい。転んだら服までドロドロになるので、慎重に進んでいきます。
本日3座目のホッケ山到着。1000mを越える山頂には360℃の視界が広がっています。しかし、木もなんにもないので、冷たい強風が直撃してきます。ここからはクマザサの群生するエリアを越えて、最後の蓬莱山へ向かいます。
小女郎峠到着。奥には小女郎ヶ池という、山の上にしては大きな池が広がっているですが、ここも強風で寒いので、今日はパス。蓬莱山までは目と鼻の距離なので最後ひと頑張りして一気に登ります。
10:30着 久々に来た蓬莱山。比良山系では武奈ヶ岳に次ぐ第二の高峰です。山頂一体はびわ湖バレイの敷地になり、スキー場の端っこになるので、自然感より人工感がありますけどね。
ラッキーなのかアンラッキーなのか、蓬莱山までギリギリ晴れ間があり、着いた途端にみるみる曇り空へと変化しました。気温は5℃前後ですが相変わらず強風が吹付け、相当寒いので即下山を開始します。下山しながら風よけできるところでランチにします。
山の天気は変わりやすいとはいいますが、今日晴れ予報だったんだけど。。。結局この日は、晴れ ➡ 曇り ➡ 小雪舞う ➡ 小雨 と変化しました。強風を避けられる馬酔木の森の空き地に座り込み、琵琶湖を見ながら温かいものを頂きました。
約5時間の山業となりましたが、ここも12kmじゃないような気がします。万歩計アプリでは15km前後になっていました。駐車場手前で小雨が降り出しましたが、ほぼ濡れることなくマイカーへ。
権現山から蓬莱山までは、強風でしたが天気も景色も良くて、気持ちのいい稜線歩きを楽しめました。残念ながら下山後の温泉は今日無しですが、一旦帰宅後に嫁さんは用事に出かけ、僕はジムの人工温泉に出向いて汗を流して帰りました。満足満足!